蕎麦を食べると死ぬ、というデマが流布された時代がありました。
第一次は安永初年(1772)頃、第二次は文化十年(1804)頃で、根拠のないフェイクニュースが江戸中を走り回りました。
昔の人達は迷信や縁起を担いだこともあり、噂に尾ひれが付いて江戸の蕎麦屋さんはすっかり干上がってしまったそうです。
追い打ちをかけるように奉行所までがお触れを出したので、死活問題に。
これらの様子は、当時の随筆集「曳尾庵/我衣」にも記されています。
一時的で根拠のない噂だったので、沈静後の蕎麦屋は大いに繁盛したそうです。
栄養価が高く、完全食品とまで評される蕎麦。
今では笑い話ですね。
-画像はお借りしました-
(そば・うどん)のボタンをクリックして頂きますと励みになります。
↓