石臼の考察 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

時と共に家庭から殆ど姿を消してしまった石臼は、その昔はどこの家にもあり、専ら主婦や子供による手作業で、小麦・玄米・穀類・粟・稗、或いはお灸に使う蓬も手廻しで挽きました。

 

 

石臼の良さは、挽く時に食材が熱を持たない、急速酸化しない・栄養分が破壊されにくい・コクや香りが飛ばない、といったメリットがあります。

日本に於ける石臼は(お茶を挽く→戦国時代の火薬作り→食物の加工)という経過を辿り、重宝されてきましたが、効率を上げるために、水車・風車・動物などの力を借りることもありました。

 

人類は1万年前、既に初期型石臼を用いることを考案し、エジプトの壁画にもその様子が描かれています。

古代の中国やエジプトでは、サドルカーンという鞍型、古代ギリシャではロータリーカーンという回転式の石臼があったようで、夫々の食文化を支えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そば雅も当初は手で石臼を廻して蕎麦の実を挽いていたのですが、余りにも効率が悪い上に疲れてしまうこともあり、極力発熱を抑えるように電動石臼の回転数を(分速/25回転)に設定して挽いています。

 

 

 

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