そばや風一夜薬 -頓服- | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

 

明治九年に大阪で産まれた「うどんや風一夜薬」という名の風邪薬で、関西のうどん屋さんに並んでいたそうで、廃盤になってしまいましたが同じ物が関東では「そばや風一夜薬」という名で、蕎麦屋さんに置いてあったそうです。

 

 

(当時は、豆腐屋さんにも模倣品があったとか)

 

 

風邪の早期治療には、熱いうどんを食べて、この薬(生姜+解熱剤)を飲んで寝れば治る、と大評判になり全国に広がったそうで、うどん一杯とこの薬一袋が同じ価格になっていたそうです。

 

現薬事法ではうどん屋・蕎麦屋さんで薬を売ることはできませんが、今でも医薬品として「うどん風一夜薬」の他に生姜湯や生姜飴も扱っているそうです。

 

・・・伊勢のおかげ横町で見かけた、という話もあります・・・

 

昔から(風邪を引いたら熱いうどんに生姜だよ)と、お年寄りから聞いたことがありますが、うどん屋さんに置き薬コラボなんて素晴らしい発想ですね。

 

うどんを作ったことがない会社ですが、今でも脈々と続いているのですね。

 

 

 

大阪市東住吉区山坂1-11-2  

株式会社 うどんや風一夜薬本舗

 

 

 

 

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