そば雅実父の実家、長野県・木曽もそうですが、蕎麦の採れる信州や東北は勿論、その昔は各地農村で蕎麦打ちは元々女性の仕事でした。
『蕎麦が上手に打てないと嫁に行けない』とまでいわれ、女性の有業比率の高い現代と違って家を守ったり農業の手伝いをするのが嫁の専管で、その一部が蕎麦打ちでした。
外食などはない上、ご馳走の少ない時代に「少しでも美味しい物を」と心を込めて手作りしたのですね。
蕎麦打ちは100人100様ですから、その家によって色々な味があったことでしょう。
手で石臼をのどかに回して蕎麦粉を挽き、力を入れなくても捏ねやすいように湯ごねした蕎麦で、人が集まれば蕎麦でもてなし、新蕎麦の季節には親戚や近隣の人達と蕎麦会を開いたりしました。
蕎麦打ちが上手かどうかで、嫁の善し悪しを評価したとか・・・・・・。
さて今、職業としての蕎麦屋さんは別にして「蕎麦打ちは男の趣味」とかいわれますが、そんなことはありません。
女性の蕎麦打ち職人さんもいますし、趣味で蕎麦打ちをする女性も随分増えて裾野が広がっているようですね。
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