再放送の『

逃げるは恥だが役に立つ

リアルタイムで見逃してたので
毎週、わくわくしてます♡


前回のドラマの1シーンに
お風呂でのぼせた平匡さんを
みくりがうちわで仰ぐところがありました。


平和だなぁと思いながら観てましたが


仰いでもらう
うちわの風って気持ちよかったなぁ


ふと、急にそんなことを思い出したのでした




あれ?だれに仰いでもらってたんだろう。。


父?


父の部屋にはうちわがたくさんあったなぁ


あの怖い父しかいないよな。。


そんなことするのかな?




ふと思い出した感覚と同時に
消されてしまった記憶が
なんとなく蘇ってきました


父はとっても堅物なイメージの人


ぴくりとも笑わなくて
いつも、分厚い本をじーっと読んでいました


なにをしても
ヘマばっかりするわたしにとっては


それはそれは怖い存在


いつも父の顔色や
周りの人の様子をうかがいながら
過ごしていた幼少期でした。



だから
そんな父が、寝てるわたしに
うちわで仰ぐなんて
思い浮かべることもできないのです


けれども
たしかに感覚として残っているのは


ふわっとした優しい風が
一定のリズムを刻みながら
身体を包み込む感じと


うとうとと眠りそうで眠らない
浮いたような心地良い感覚と


静かで平和な時間だったような
そんなことを思い出したのです。



もしかしたら
小さなわたしが寝る時に
父はうちわであおいでくれたのかもなぁ


そんなこと知らなかったなぁ


怖い記憶しかなかったけれど
優しい父もいたのかもしれないな



『記憶は200%ウソ』といわれるけど


じぶんの中で
父の怖いイメージを
作り上げていたんだろうな





するとね
芋づる式のように
なんとなく思い出されてきました。



夜遅く帰ってくるときはかならず
二階の部屋の2段ベットに寝てる
姉とわたしのところに来て
勉強机の椅子に座ってた父


マラソン大会のまえには
早朝、一緒に走ったり。。


いろんな父を思い出しました




優しい言葉や
優しい笑顔は
思い出せないけれど


父の行動には
優しさがつまっていたんだなぁ



わたしは
父の記憶は
「父は怖い人だから」として


怒られたり
怯えてる記憶として決めつけて
上から絵具で一色に塗りつぶしていたんだな


父が怖かったことで
わたしはそれを理由にすることができた


被害者になることで
周りの人から助けてもらおうとしていた


そうでもしないと
じぶんは助けてもらえない人だと
思っていたから


そんな風に
じぶんの都合のいい色に
塗り替えていたんだろうな




いまの状況は
じぶんで選んだものの上にできています


わたしが
父が怖かったということだけの過去の記憶に
していたように


都合いいところだけを
記憶として残しているのだろう



『記憶はウソをつく』


本当にそうだね


平匡さんとみくりの
ほのぼのワンシーンから


思い出のかけらを
拾い集めることができました。




もしもあなたに
昔のにがい思い出や
つらいことがあって


いまもまだ
心がヒリヒリするのなら


その記憶ってもしかしたら
じぶんで都合よく作った記憶かもしれない


1度うたがってみてもいいかもね