長年こどもと関わって働いていると
時代が変化していくのがよくわかる


この絵本は6年前に
急いで買ったもの


『みんなそれぞれ』


頭では理解してるつもりでも
実際にこどもと関わっていると
わからなくなってしまっていて
困っていたときに


これは買わなくちゃと思って買った1冊です



いま、多様性を育む教育で


みんなちがってみんないい




昭和生まれのわたしたちは
そんなこと知らないよね




足並み揃えなさいっていわれたよね

集団行動させられてたよ

連帯責任負わされてたよ

みんな
前にならえ!!だったよね


列から飛び出したら
ちょいちょいソコ!って
棒でペンペンされてたね




集団として生きることが
染み付いているわたしたちが


「みんなちがってみんないい」
と言われている子どもたちのいまを


簡単に理解できるわけがない


それっていいの?
って全部がざわつく



学校の部活、入らなくていいの?

友だち少なくていいの?

好きなことばっかりしてていいの?

学校いかなくていいの?


わたしたちにとってありえないことが
「それもいい」と言われることに
戸惑うのは当然だよね





いまわたしたちおとなは
変化のあいだを生きている


親から言われ続けた価値観や教育方針が
いまとは全然ちがうから


こどもをみて
「これでいいのかな?」
って不安になるものなんだよね


そんな変化のときを
生きているということを知ろう


不安になったり
心配になったり
こどもにざわついてイライラするのは


こどもが悪いことでなく
わたしたちが悪いことでもない




わたしたちの染み付いた価値観を
押し付けるのではなくて


わたしたちの想い
を消してしまうのでもなくて


親と子のズレを
「ま、そうなるよね〜」
と認めてしまったほうが楽になるかもね





これからは
みんなちがってみんないいからこそ


そのちがいをお互いが認め合い
自然に周りのひとに頼り
自然に周りのひとを助けていく


これまでよりも
より深く人と人は
つながっていくんじゃないかな?


そんな
じぶんにもひとにも
やさしい世界になると思っている