自粛生活のなかで

いま目の前にあるものに

うんざりしているかもしれない



キッチンのシンクの中の食器の山


ソファからはみ出て見える
ちっとも動かない足


フローリングが見えてこない物だらけのリビング


大盛り洗濯機


玄関の靴の数は大家族


足の裏に張り付くベタッとした感触


何物かわからない粉 


いつのまにか泣き声が耳鳴りにかわり
ファンファン響いていて


ひとりで出かけても
知らない子の「ままー」と呼ぶ声に反応


「おかえり」の挨拶が
「ごはんなに?」にかわり


「うん」の返事が
「きっしょ」になる


こどもを産んだ瞬間から名前は「ママ」


上から吊り下げられたお気に入りの飾りが
ハンガーにかけられた服にかわり


掘ってもなにも出てこない洗濯物の山だらけ





目を開けると現実が飛び込んでくるから
まだ布団の中にいたいのに


手があたって 布団をひっぱられ
「ねぇねぇ」と揺すられて


現実を見せられる毎日


「こんなはずじゃなかったよなぁ」


その現実が苦しいですか?


苦しいなら
こころのずっと奥にある想いを
癒して解放していくことが必要で


ずっと昔のあなたが
こどものころに思い込んだことを変える


そのことで作られてきた考える癖を変える


それをしていくと
いまの現状のみえ方が変わってくる


あなたの決めてるものはなんなのか
いちど探ってみてもいいのかもしれない





お母さんは頑張らなくちゃいけない


お母さんはこどもの
お願いは聞かなくちゃいけない


お母さんはこどもに
悲しい想いをさせてはいけない


お母さんはこどもが
人から好かれるように教えなくちゃいけない


お母さんはこどもが
健康でいるようにしなくちゃいけない


お母さんはこどもに
良いものを与えなくちゃいけない


お母さんはこどもを怒ってはいけない


お母さんはなんでも完璧にできなくちゃいけない


お母さんは笑顔でいなくちゃいけない



そんなにできなきゃいけないの?

それ本当かな?



できないじぶんをゆるしてあげようよ

もうできなかったじぶんに
もういいよって言ってあげよう


うんざりの現実にもよろこびはあって
いまは見えないかもしれないけれど


ひとつずつ自分に
「それでいいよ」と言ってあげると
よろこびが見えてくる


楽しいこと、うれしい感情を感じながら
毎日をすごしていきたいね



「こんなはずじゃなかったなぁ」から

「こんなんでもおもしろい」になっていく