「おはよーございまーす!」


1月に入った水曜日。

朝、いつものように制服に着替えるため、ロッカールームに入る。



先に出社していた、同い年で同期入社の瑞希に



「朝からテンション高いね~」



と言われた私は低血圧。
なのにいつもより元気なのは、今週末、3週間ぶりに隆史と会えるから。



着替え終わって、事務所に行くと店長が「ちょっとちょっと」と手招きする。



「はい?何でしょう?」



「あのさ、悪いんだけど今週の土曜、出勤できないかな?」



ドキンと心臓が跳び跳ねる。



「どうしたんですか?」



「高木君がさ、どうしても学校に行かなきゃならなくなって休みたいんだってさ…」



そんな…



そんなのってアリ!?



高木君というのは同じ売場を担当している大学生。
かなりベテランのアルバイターで、私が休みの日は売場を彼に任せてたんだけど。



「何でも、進級が危ないらしいよ」



「……わかりました。土曜出ます…。」



あぁ…涙出そう。



社員はこんな風にアルバイトさんやパートさんの穴を埋めるようにシフトを組まれちゃう。



社員っていっても給料少ないのに…。
絶対損だ!とか心の中で泣いてたら、



「その代わり、来週連休あげるからさぁ。ホラ、平日ならパートの森さんがいるし。」

と、店長。











…平日に連休をもらったって嬉しくな~い!!



平日に隆史のところに行くことなんて無い。
行ったところで隆史は朝から晩まで仕事だし。







てか、土曜のこと、隆史に何て言おう?



もしかしてもしかすると、会えないの?



そんなの嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!