ブログネタ:1日だけ職業選べたら何したい?
参加中私は、武士になりたいですね。
戦国時代の、ちょうど関ヶ原の合戦くらいの時代で!
ついでに石田三成の側近もやってると嬉しいです。
以下、私の妄想。歴史から随分とかけ離れているので、注意です。
「さて、今宵の戦場は平地だ。しかも、相手はあの家康だ。どう出る?」
戦場を簡単に模した地図を広げ、その上を三成は指揮棒でトントンと叩いていた。
相手は、秀吉の下で動いていた家康だ。秀吉の近くで働いていた西軍にとって、彼を討ち取るのは簡単なように思えた。しかし、彼は平地で我武者羅に戦うことが得意だ。不規則な彼の戦いは、策を練って行動する西軍にとって不利であった。
「場所が山であれば、罠が仕掛けやすく、こちらが有利となるが…」
「ここは互いに正々堂々とガチンコ勝負をしましょうよ!」
紅夜はガッツポーズをする。周りの冷やかな視線が痛い。
「その…、兵の数は恐らくこちらの方が多いはず。兵力も勝っているでしょう。だったら、真っ向勝負で…」
「確かに。下手に策を練るよりもいいかもしれませぬな、殿」
紅夜の言葉に、他の兵が相槌をうった。
「しかし…。…まぁ、言っていることは間違いないのだが…。一応念を押して策を練っておこう」
三成は簡素な地図に石を置いて行く。置いている石は、白と黒。恐らく、敵味方を分けているのだろう。
「山の方に伏兵を置いて、機会を見計らって止めを刺しに下りてくる。というのは如何なものか?兵の数が多いのでそれくらいは容易いと思われまする」
小早川秀秋の言葉に、三成は相槌を打つ。
「良い手だ。よし、その伏兵の指揮はお前が執れ」
「このような大役を、この某に努めることはできましょうか」
「執れ」
「はっ!」
大役を任せられた小早川の眼は輝いていた。その中、一人気に食わないと思っている人がいた。
「一人称を某と呼ぶのは、某だけで十分じゃ」
キャラが被っていることにやきもちを焼く紅夜であった。
戦場へ向かう最中、先頭で馬を走らせる三成の隣に紅夜がやってきた。
「一つ、言いたいことがあります。…小早川には気を付けてください」
訊き返そうと三成は振り返ったが、そこにはもう紅夜の姿はなかった。
戦は、ほぼ互角のように見えたが、西軍の方が若干勝っていたようだった。
「遅いな…。そろそろ来てよい頃なのだが…」
三成は迫りくる兵を蹴散らしつつ、山に潜んでいる小早川達に目をやった。
彼らは一向に動こうとしない。何か策があるのか、と疑問に思う。
「まさか…な」
"小早川には気を付けてください"――その言葉が脳の中でこだましていった。
互いに力が落ちてきた後、小早川軍が下りてきた。が、目がけている方向は家康ではなく、三成だった。
「な…っ!」
小早川は三成に刀を振りかざす。
「させるかぁ!」
空が七色に輝く。見上げると、銀色の球体が回りながら虹色の光を放っていた。
「あ…アレは何だ…!?」
初めて見る物体に人々は圧倒されていた。
「HEY YO! 君は裏切り!俺はお喋り!殿は驚き!HEY!チェケラッチョ!」
銀色の球体――ミラーボールの下で赤いキャプを被ったナウな紅夜が地面から登場した。
「な…なんだ!体が勝手に…!」
爽快なラップのリズムに、人々は釣られて踊り始めた。
「COME ON! EVERY BODY!」
マイクを片手に、紅夜はラップを口ずさむ。
「殿…あれは…?」
「何をやっているのだ…」
馬が立ち上がり、鳴き始める。馬に乗っていた武士たちは落ちてしまった。
落馬した彼らは、一斉に立ち上がり踊り始める。
「俺は落馬!乗るのは木馬!君は野次馬チェケラッチョ!」
「YAH!ノってきてるね~!さぁ、殿もCOME ON!」
戦いは終わり、この世には平和が訪れた。 そう、ラップの力によって――…。