最近、youtubeなどを観ていると2024年4月から高血圧診断基準が変更になったと言う動画を頻繁に見掛けます。
これは…はっきり言って誤報です。
では、何故このようなネタが数多く動画で配信されているかと言うと、全国健康保険組合の生活習慣予防検診や特定検診などで、医師などから身体に異常があると言われ、病院に行くことを勧められる受診推奨基準が変更になっただけです。
ちなみに現在、厚生労働省や日本高血圧学会で言われている高血圧治療の基準は、皆様もご存知の通り…
収縮期血圧140
拡張期血圧90
と定められていて、今回、ネタになっていた新基準は
収縮期血圧160
拡張期血圧100
と言われていました…が、普通に考えてこれほど基準が変更になれば、ニュースで報道されているでしょうし、何より病院に行って医師の診察を受ける際、高血圧治療について説明があるはず。
まぁ確かに高血圧治療の基準はかなり厳しいと思うし、血圧を薬で下げると言うのは、体内の臓器に血液がうまく回らないような気もしますが…
今回の件で、いろいろ調べてみたら、血圧を薬で下げることにより、脳出血患者は減少しているようですが、脳梗塞患者やガン患者は逆に増加していると言うデータが多々見られました。
確かなのは、医師と相談したり、指示を聞くことが大切なのかな?と思います。