お疲れ様です。
学校内で生徒の性被害のニュース、
良く見ますよね…![]()
ニュースを見ているだけでしんどいのですが、
昔読んだ漫画がとても勉強になったので
まとめてみました。
性教育をしておかないと、
予防もできないですもんね…![]()

学校内の性暴力をめぐる漫画
漫画なのですが、さいきまこ先生の
「言えないことをしたのは誰?」
※尚、この漫画が描かれたとき(2020年)は
性交同意年齢が13歳の時代です。
2023年から16歳に引き上げられました。
あらすじは下記の通りです。
中学の養護教諭・莉生のもとにかかってきた
一本の電話。
「あなたの学校には時限爆弾が仕掛けられている」
支離滅裂な内容に、いたずら電話だと思った
莉生だったが…。
しかし莉生は、かつてこの学校で行われていた
性暴力について知り、さらに今また、
そのおぞましい行為が進行中であることを知る。
被害の連鎖を食い止めるため、
そして過去に被害を受けた人間を地獄から
救い出すため、莉生の孤独な闘いが始まる――!
以下、感想です。
中学校の養護教諭の莉生が
学校内の性暴力について調べる中で
様々な困難があるのですが、
その過程がリアルで…
・心理的安全性のない職場で、
生徒を守る提案に対して批判が起きて
口をつぐむような空気になる
・声の大きい男性教師に対して怖いと感じる
・業務が多忙なので、事なかれ主義に走る教師
・若い女性の養護教諭に対する軽視
・性被害にあう女子生徒は様々なタイプがいる
・性加害する教師は既婚で子持ち
・教師は生徒を支配しやすい構造
・不機嫌さや無視で相手をコントロールする人間
・1人で抱え込みすぎない、連帯する大切さ
現実に起きていそうなことが
漫画内で描かれていて、
読んでいてしんどいです…![]()
ただ、最終的には事態に区切りがつくので
それだけが救い…
と言いつつ、最後まで救いがない所もあるし、
その辺りも含めてリアルだなと感じました![]()
また、性暴力の実態を解明していく要素の他に、
主人公自身の人間関係の模様も
大きなテーマになっているので、
色々な人に読んで欲しい作品です![]()
ちょっと重めのテーマではありますが、
秋の読書にいかがでしょうか![]()
