耳つぼダイエットの誕生から現在までの道のり


クボタ式耳つぼダイエット
福岡の耳つぼダイエットサロン☆イヤーセラピストsoa-くぼたさん

クボタ式耳つぼダイエットは鍼灸師の窪田丈徹 氏(くぼたたけあき)

30年前にアメリカで行なわれた国際東洋医学大会にゲストとして招かれた際、

ニューヨーク大学の医師が行なったはりを使ったダイエット法の講演を聞き

その方法を日本人に合うように独自のアレンジを加えて開発したダイエット法です。 


以下は窪田氏の著書より引用、「クボタ式耳つぼダイエット」の歴史をご紹介いたします。


●世界的な医学学会での講演

 「クボタ式耳つぼダイエット」の誕生は、

今を去ること28年前(1974年)にさかのぼります。
私(窪田)は、当時お付き合いのあった、医療系出版社の社長、

戸部雄一郎氏から、アメリカで行なわれる
東洋医学の学会に出席しないかと誘われました。 
その学会は、国際東洋医学学会と呼ばれる世界のトップレベルの

医療関係者が集まる会合で、
そこで開かれるパネルディスカッションに、

ゲストスピーカーとして参加しないかというものでした。

30年近くも前のことですので、西洋医学の分野では、

アメリカは日本よりかなり先をいっていた時代です。
そんな医療の先進国に出向いて、自分の専門分野である

東洋医学についてのスピーチができるというのですから
これ以上の話はありません。当然喜んで出かけることにしました。

世界中から集まった、名だたる医療関係者を前にした

パネルディスカッションでは、たっぷり1時間をかけて、

日本における東洋医学の現状と、代表的なツボである合谷(ごうこく)を

はじめとしてツボの取り方などを実践を交え、講演しました。

この講演自体、大変好評だったのですが、ここでやはり出席者として会場にいらしていた、

ニューヨーク大学のウォーレン博士と出会ったのです。

博士こそが、いまだに高い評判と実績を保ちつづける「クボタ式耳つぼダイエット」の
基礎となる「耳のポイントでやせるダイエット法」の実践者だったのです。



●全米を揺るがした驚異の技術

 当時、ウォーレン博士は、耳のポイントに刺激を与えることで

、1500名近い肥満患者を3ヶ月で10キロ、多い人では
20キロも減量させることに成功していました。

 太った人がとても多いアメリカでは、このダイエット法が大ブームを
巻き起こしていました。

広大なアメリカ全土を網羅する、NBC CBSなどの大きな放送局からの

取材はもちろん、世界中で一番多くの部数が
発刊されている週刊誌の「タイム」誌などにも取り上げられ、

空前の盛り上がりを見せていました。

実際、肥満に悩む人が多い国で、ドクターが実践する痩身法が効果を表したのですから、
人々が飛びつかないはずがありません。
あやしい民間療法ではなく、医学的な根拠を持った技術なのです。

当然といえば、当然のことでした。
私は偶然にも、このとき出かけた学会で博士にお目にかかることができ、

親しくさせていただいたのです。

博士から直々に技術を学ばせていただき、帰国。

ただし、博士をはじめ、その技術を学んだアメリカのドクターたちが
行なっていたやり方は、日本や中国で一般的な鍼灸の鍼を使うのでなく、

耳にホッチキスのステープル針を埋め込む方法でした。

そのままのやり方では、日本では法律で医療行為として認められないうえに、

そうではなくても、私は日本人には合わないと判断。

独自の技術開発に取り掛かったのです。


●あっという間に患者さんが殺到!

1~2ミリの長さの皮内鍼(ひないしん)で
耳のツボに刺激を与えることを思いつき、実践してみたのです。
そうしたところ、3ヶ月もしないうちに、次々と15キロ、20キロと

やせる患者さんが出てきたのです。
(現在クボタ式耳つぼダイエットでは鍼は使用しません)


そうこうしているうちに、どこからか噂を聞きつけたのでしょう。
週刊誌「女性自身」が私の技術を記事に取り上げたのです。
1975年5月1日のことでした。 

 内容は、「アメリカで大流行の、耳のつぼを刺激するだけでやせる
方法が日本にも上陸」というものでした。

これが今に続く「クボタ式耳つぼダイエット」のマスコミ初登場となりました。
このときは、たった1ぺージの記事だったのですが、反響は大きく、

患者さんが殺到しました。
「どうやら、あの記事は本当らしい。」人から人へと噂は広がり、

テレビからの出演依頼がきました。
その頃、日本テレビで、夕方の6時から

全国放送していた「特ダネ登場」という番組です。

1時間番組のうち、20分ぐらいを使って私の技術が紹介されました。
このときは私がモデルを連れていき、治療の実践をその場で見せました。
反響は雑誌の比ではありませんでした。

私は幸いにして鍼灸師でしたので、耳を刺激するという治療も行なっていました。
そこで、皮膚の上からツボを持続的に刺激するために使用する



●全国のテレビ局、雑誌を「クボタ式」が総なめ

それ以来マスコミが連日連夜殺到するようになりました。 

取材が引きも切らず、取材の順番を待ってもらう
ような状況でした。テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビのモーニングショーに出演、

地方のテレビ局も、
北は北海道から南は沖縄まで、ほぼ全国の放送局を制覇、総なめにしたのです。

そのときに出版した「耳のツボでやせる」という本は

50万部のベストセラーになりました。医療関係や
病気の治療などに関する本は、もともとそんなにたくさんは売れないものです。
よくて1万部から2万部。普通は、数千部も売れれば上出来の世界なのです。
そんな常識のなかでの50万部です。

私の立てたこのベストセラー記録は、医療関係の本としては
いまだに破られていない大記録です。

そして、
本の出版をきっかけに、全国の鍼灸師の先生方が私の開発した

技術を学ぶようになりました。
患者さんを毎日直接診ておられる現場の先生方が興味を持ち、

技術を修得したいと訪れるようになったのです。
当時こういう方々に率先して技術を学んでいただけたことは、

私の大きな自信になりました。

すでに、たくさんの患者さんに対して大きな実績を上げていましたが、

治療家の方々からも信頼を
得られたことは、私の技術がもう一つ認められたという気がしたものです。



●最後に残るのは「本物」だけ

時代を超えて、これまで多くのダイエット法が
ブームになり、あっという間に消えることが繰り返されています。
紅茶キノコ、月見草ダイエット、リンゴダイエットなどなど、

数え上げればキリがありません。
名前すら忘れてしまったものも数多くあります。

ほとんどすべてが「そういえば、そんなものもあったなぁ」

という懐かしいものになっています。
そのなかで

クボタ式耳つぼダイエット」は30年近く経ったいまでもまったく効果や

評判が落ちることなく、
多くの人に実践され続けているのです。

物事は何でもそうですが、最後に残るのは結局「本物」だけです。
いつのまにか忘れ去られ、消えていったダイエット法は効果も根拠もない

「偽物」だったから残っていないのです。

素晴らしい文学作品や音楽などが、どんなに時代を経ても人々に好まれ、

語りつづけられるのは、
その存在自体が「本物」だからです。
「クボタ式耳つぼダイエット」も「本物」だからこそ、

時代を経てもその存在があせることはないのです。


 ダイエットは女性の永遠のテーマとも言えるでしょう。 

  窪田 丈徹