僕だけがいない街。意識が戻った2003年8月から翌年2月までの推移。
悟は犯人も一連の出来事も思い出せない。
リバイバルで得た全ての記憶が戻らない様子。

ケンヤは弁護士に、ヒロミは医者(インターン)になっていた。
ケンヤは事件に関しファイルを2冊まとめていたが、佐知子は思い出させたくなく悟に見せない。
ファイルによると、悟はたまたま通った女性獣医に救われた。
ケンヤの証言で白鳥潤にアリバイ成立。
身代わりの犯人が存在しないことに勝算を見るケンヤ。

そして睫毛の長い赤ちゃんを抱えた雛月加代が現れる。
「ロクに会話もした事が無かった女子」としか思い出せない悟。

「もう忘れたままで構わない」
「お母さんの為だと思う事にした」
「その女性(加代)が現れるまでは」
ということは、次回、悟は記憶を辿る事になるのか。

連載開始は2012年7月。
なのに物語が2006年から始まるのは何故か。
それは物語が2012年以降に及ぶからだろう。
加代の子が事件当時の悟と同じ小5の3月を迎えるのは2015年。
被虐待児が親になり…のパターンはさすがに勘弁して欲しいが。
いずれにせよ、加代の娘を巡って八代と争うことになりそうだ。

元の構想は「雪の中でたたずむ少女」というビジュアルイメージと、ヒューマンドラマ的な内容だそうだ。
サスペンス要素と「やり直したい」が後で加わったものなら、ラストも雪の少女のドラマになるのでは。

(6/5追記:加代の子は男子で予想は外れました)