派遣の禁止について | tsure-dure-naru-mamani

派遣の禁止について

最近製造業を中心に派遣の禁止が検討されていて
現実味を帯びています

しかも労働組合側が積極的に支持しています

でもなんか気持ちが悪いですね

市場環境次第で派遣が簡単に切られてしまうのを防ぐために
派遣労働自体を禁止するのは安易すぎます

労働組合もどっちの味方なのか
何がしたいのか全く分からない

むしろ経営陣とつながっているとも思えなくもない

というのも、
メーカー側は派遣禁止となれば、労働コストの安い海外に出ていくに決まっています

そうなれば、国内の雇用は一気に減少します

ワークシェアの話なんかもこういう状況からも出てきているといえますが
一種の脅しのようなものです

つまり経営者の本音としては、
『派遣禁止?そうなるとコストがかさむなあ
(でも国も国民もうるさいし)
どうぞどうぞそうしましょう
でも正規雇用だけだとコストがかさむんで、国際競争に絶対かてません
だからやむを得ず海外に出ていきます
それがいやならワークシェアをするしかありません』

大方こんな論理展開です

マスコミから流れる情報が一方的なんで、国民も国もパニックになっています

そしてこの空気によって、
国民は派遣労働を規制(禁止)され、ワークシェアを飲むしかない状況になっていくでしょう

要するに会社は正社員とバイトのみで構成され、当然その給料は相当減らされることが要求されるということです

そして、長期的なデフレに向かっているので、
このような低賃金の状況がずっと続くことが予測されます

つまり、長く働いても給料が上がっていかないということです

少子化によって日本の成長は確実に減速するのでしかたありません

高度成長の時代はもう終わりました

日本も老大国の仲間入りです

そして残念ながら格差は一気に開いていくでしょう