本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー 養老 孟司 (著), 竹村 公太郎 (著) | tsure-dure-naru-mamani

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー 養老 孟司 (著), 竹村 公太郎 (著)

今日かってよみました

科学者の立場で物事を論じているので、
相当説得力があります。

文系の人間の説明はイデオロギーや感情論に左右されやすいですが
データをもって物事をみれば、本質が見えてきます

一般的に言われている意見とは全く違った結論が導かれているので
非常に勉強になります
内容は、マクロの視点で多岐にわたりますが、興味のある方はぜひ読んでみてください


一部中身の紹介をすると、
人類の歴史は結局エネルギー争奪の歴史だということです

先の大戦も、結局は石油です
石油を制した国が覇権を握るということです
アメリカが世界の覇権を牛耳っているのも石油を抑えているからなんですね

経済も景気も石油に左右されていることが見て取れます

石油価格が暴騰すると半年後に不景気に突入し、
石油価格が下落していくということです

ただ、このままいくとアメリカは覇権を失います

そして日本の思想、立場の特殊性も論じられています
なぜ、石油ショックを乗り越えられたのか、その思想は何なのか
今後のことを考えるうえで、かなり深い内容です



本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー
(PHP新書 546) (PHP新書 546) (新書)
養老 孟司 (著), 竹村 公太郎 (著)