地球をまもれ!?
地球温暖化問題など、環境問題がさけばれている
最近はだいぶ浸透してきて、危機感がやや高まってきたかなという感じか。
確かに、環境が大きく変化して、多くの種は絶滅し、砂漠化も進行している。
たとえば、ホッキョクグマは絶滅に瀕しているという。
かわいそうだ、という。
地球は危機に瀕している、地球を救え、と。
私もそう思う。
ただ、この論調に、何か違和感を覚える。
結論からいうと、
地球環境問題の本質は、環境が大きく変化すれば、
真っ先に人間が絶滅するということだ。
他の動物をかわいそうに思う前に、自分の心配をしたほうがいいということだ。
実は、地球46億年の長い歴史をみれば、何度も環境の擾乱(じょうらん)がおきているらしい。
隕石の衝突などで、何年間も地球が暑くなり、地球の海水がすべて蒸発して、
多くの種が絶滅したなんてこともおきているという。
地球温暖化問題の比ではない。
もともと地球君にしてみれば、そういった変化はそんなにたいしたことじゃないともいえる。
だから、地球が危機に瀕している、地球を守れ、
というのも、余計なお世話だし、こっけいで、
まずお前自身の心配をしろという話だ。
第一に人間を守るために地球環境を守る、ということを認識していれば、正しい。
逆にいうと、人類が絶滅すれば、現在の地球も保たれるだろう。
それで地球を救えるという皮肉か。
以上、ちょっとしたつっこみでした。
※参考
宇宙生命、そして「人間圏」
松井 孝典 著