時間
※唯脳論 時間 より
時間の特徴
①変化
②繰り返し
変化のないもの、それは、絵や写真である。
変化だけでは、変化と同義になってしまうので繰り返しが必要になる。
繰り返しには、単位が必要になる。
それが、太陽暦などの時間である。
人間の身体にはそのものさしがないので、便宜的に利用する。
人間の視覚と聴覚とでは、時間の認識の仕方に違いがある。
視覚は、コマ送りの形で認識する。
映画である。
量子(コマ)が単位として存在する。
聴覚は、リズムと繰り返し単位が重要になる。
音楽がその典型だ。
これらの単位を脳が合成して、時間を認識する。
要するに、目から入ってきた刺激を脳(視覚処理の部分)に伝える。
また、耳から入ってきた情報を脳(聴覚処理の部分)に伝える。
それら本来違った情報を統合して、脳=自分の意識が認識する。
これの説明は長くなるが、よく考えてみるとすごいことだ。
以上が物理的な時間。
人間夢中になっているときは、時がたつのが早く感じる。
夢の中では、時間の前後が怪しいと感じるときがある。
脳は自分の記憶に基づいて、過去を脳内でシュミレーションできる。
時間にはいろいろな疑問がある。
しかし、認識しているのは、やはり自分の脳だ。
世の中のすべての出来事は、脳の中で起こっている。
そういっても過言ではない。
時間も脳の認識に拘束される。
脳がなければ、つまり死ねば、時間を認識できないので、時間もない。
・・・考えだすときりがない。