構造と機能
唯脳論 (養老孟司著)
また、読み始めました。
5回目くらいです。
難解ですが、面白いです。
自分の中では、今まで読んだ本の中で、5位以内にランクインします。
そのほんの一部ですが、構造(物)と機能(はたらき)の話しが出てきます。
そもそも心は、脳から出てくるのか?
という問題がある。
それに対して、脳は構造であり、心はその機能(はたらき)であるというのです。
たとえば、心臓血管系(物)と循環(はたらき)は概念がちがいます。
心臓血管系(物)を徹底的に解剖して調べても、循環(はたらき)はわかりません。
要するに、構造の問題と、そのはたらきの問題の違いを分けて考える必要があるようです。
脳(物)と心(はたらき)も同様のことが言えます。
脳(物)を徹底的に調べても、心(はたらき)は見えてきません。
業務管理という組織(構造)もその機能(はたらき)をわけて考える必要があります。
その組織は客観的に把握することは簡単です。
その構成員その他を把握すればすみます。
しかし、そのはたらきを知るためには、構成員を調べてもみえてきません。
そのためには、業務フローを徹底して、分析し、見えるようにしてやるほかありません。
今そのはしりとして簡易版を作成していますが、徹底して詳細なものを作成・更新していく必要があります。
そして、そのマップ・見取り図を常に確認し、改善していくことが重要になってきます。
見える化が重要である点、何度もいっているのでわかっていると思いますが、
再認識させられたので、紹介しました。
まったく関係ありませんが、そのほかにも目からうろこの面白い話が出てくるので、興味があれば是非読んでみてください。