今年行われたスーパーミドルの強豪を集めたスーパー6トーナメント。
以前少し触れたが、こういうものはまず不参加の選手がいること、長期に渡るので怪我などで欠場する場合があること、そして数合わせ的な選手も出てくること、などで盛り上がらない場合が多い。
しかし趣旨は分かる。このクラスは実は実力者揃いなのだが、残念ながら不人気だ。不人気な理由は色々あるが、まず実力者にビュテやケスラーやフロッチなどヨーロッパの選手が多いこと、階級を移動して強豪を打ち破ってきたスターがいないこと、真面目な選手が多くパフォーマンスが無いため世間の耳目を集めないことが挙げられる。だからプロモーターが何とかしたいと思ってトーナメントを考えたのだ。
トーナメント自体はやはりつまらなかったのだが、このスーパーミドルが面白いことになっている。決勝でウォードとフロッチがやるのだが、この勝者とビュテが来春やるというのだ。まあ本来決勝で勝ったら最強の称号を手に入れるはずなのだが、そうならないのがつまらない原因になる。しかしファンから言えば、やはり全勝の無敵チャンピオンどうしがやるのを見たいはずで、それがウォードとビュテに当たる。
今回最強と目されるビュテはトーナメント不参加だった。それでもケスラーやフロッチ、ウォードが出たのでやったのだが、ビュテが不参加の時点で興味は半減だ。しかしこの二人がやるとなると俄然違ってくる。
ウォードがフロッチに勝つことが前提だが、まあ勝つだろう。
ウォードとビュテ。この二人はまず全勝中だ。しかも二人共スーパーミドル一筋で(ビュテはライトヘビーでデビューだがスーパーミドルに転向しチャンピオンになる)、しかもウォードがアメリカでビュテがヨーロッパと対決自体も良い設定だ。
ウォードが黒人特有の身体能力を生かした選手に対し、ビュテはヨーロッパ特有の技術力を生かした選手でKO必至の試合は間違い無い。甲乙つけ難い全勝のチャンピオンがやるのは本当に久々で、来春は噂のパッキャオVSメイウェザー、西岡VSドネアなどビックマッチ目白押しだ。本当に強い全勝どうしがやるのは奇跡に近い。ガンボアVSファンマだってやれなかったのだ。まあこの二人はやるだろうが、ファンマは既に全勝ではない。
予想はもちろんビュテの中盤KO。ビュテの左アッパーと右フックが当たる前にウォードが強いパンチをビュテに当てられるかが鍵だ。だけどあの振りは小さいのに鋭く強烈なビュテのショートパンチをよけるのは人間の限界を超えている。
楽しみに待とう。
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