プロスポーツの収入 | PFPへの旅

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ボクシングを中心にスポーツや世の中の様々なジャンルを大真面目に考えるブログです。政治経済からアングラまで、知りたいことがあったらコメント欄にどうぞ。

前回内柴のことを書いた。
基本的にオリンピックは一部サッカーなどのプロもいるが、アマチュアだから試合そのもので収入を得ることは無い。ハンマーの室伏も体操の内村も水泳の北島も同じだ。
霊長類最強のカレリンに並ぶと言われる女子レスリングの吉田も世界選手権9連覇しても試合自体に金は発生しない。しかし吉田は女なのに、亀1の対戦相手よりは強く、あの海老蔵殺しの伊藤リオンと良い勝負だろう。
すまん。話がそれた。
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プロの定義はここでは試合そのものに収入がつくものとする。

日本国内で一番高額な年収はやはり野球だ。一番もらっているダルビッシュと城島が5億だ。皆さんも想像つくだろうが、他のメジャースポーツは大体2億に届かないくらいか。サッカーなら闘莉王が一番で1億8000万。ゴルフは年俸では無く賞金制だが、毎年大体2億前後で賞金王だ。
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ボクシングは以前書いたが、バラツキが激しい。人気やTV中継や試合数などに大きく左右されるので、毎年トップのファイトマネーに差がある。今年に限っては亀1が一番稼いで三試合で三億だ。

上記はいずれも一番の額で格差社会なので、下は酷いもんだし、かつ解雇も多い。

本当に苦しい世界だが、実は夢のようなスポーツがある。
そのスポーツはトップの年収が2億を軽く超え、上から数えて82人が3000万を超え、100人目でも2900万を超える。競技人口は1500人だが最低でも1000万弱だ。しかも引退は40代後半から50代で、なんと60代でも何千万も稼いでいる奴がいる。また他のアスリートのように限界までトレーニングをするわけではなく、体力もそんなに必要ない。というよりはトレーニング出来ないという方が正しい。
お分かりだろうか?

競艇だ。
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基本的に競艇選手になると、全員に等しくレース斡旋がくる。そのレースはもちろんビリでも賞金がある。またその特質上、一日何レースもこなせる。そこで成績が良いとランクが上がり、更に高額レースの斡旋がくる。競争得点から級が決まるが、ここでは詳細は省く。
トレーニングが出来ないと書いたのはレースで使用するボートは各レース場での支給になるため、ボートを乗っての練習が出来ない。また体重制限があるので、筋トレなどもそこそこしか出来ず、基礎体力さえ維持出来ればいいのだ。また動力も機械だから、無酸素運動が無いので、タバコもOKだし、極端なことを言えば風邪で二日酔いでもレースに出れる。

まあもちろんトッププレーヤーは多分ストイックで苦労もあるだろうが、他のスポーツに比べて極端に恵まれていると感じるのは俺だけだろうか?内柴の末路を見ると選んだスポーツの悲喜劇を考えるのだ。

生まれ変わったら俺は競艇選手になりたい。


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