世界で最も普及したスポーツにサッカーがある。普及する要因はルールが単純なことと金がかからないことが挙げられる。野球がなかなか普及しないのは最低でもボール、バット、グローブが必要で、ルールも複雑だからだ。
次に1980~90年代にかけて各大陸のGDPを見るとアジアでは日本サウジ韓国、南米ではブラジルアルゼンチンコロンビア、ヨーロッパではドイツイギリスフランスイタリア、アフリカでは南アフリカエジプトナイジェリアの順だ。
皆さんお気づきだろうか?
そう、そのままその地域のサッカー強国なのだ。
人間「衣食足りて礼節を知る」の言葉通り、まず明日のご飯の心配が無くなってから文化的なことに取り組めるのだ。つまりサッカーは十分条件として(必要絶対条件ではない)、国の豊かさが求められる。これは他のスポーツでもほぼ同じことが言える。国が豊かになればなるほどスポーツは発展するのだ。
ボクシングはどうだろう?
まず普及の面では満点だ。ほぼ説明不要なルールに加え、金もかからない。次に国力だが、これがボクシングには当てはまらない。理由は金がかからないスポーツが故に貧乏な人間でも志すことが容易に加え、字が読めなくても言葉が通じなくても見ればルールを理解出来るからだ。皮肉なことに普及出来る要因がそのまま当てはまる。
ボクシング強国にメキシコやプエルトリコ、新興国にフィリピンやインドネシアが挙げられる。どの国も貧富の格差が激しく政情不安な国もある。(アメリカは強国だが、生粋のアメリカ人は少ないので省く)それどころか富裕層になればなるほど、ボクシング選手になる確率は低い。まさにボクシング
が身体を懸けて極限に挑むスポーツの証左だろう。
使い古された言葉だがハングリーはボクシングの大きな武器で、試合に勝たなければ明日の家族の飯代もおぼつかない人間と明日のご飯は確保している人間の差が如実に出るのだ。
次に競技人口が挙げられる。単純な話だが、10人の中の一位と100人の中の一位ではほぼ100人の中の一位が優れているはずだし、また10人の中と100人の中では100人の方が競争は激しいだろう。
プエルトリコでは子供の頃に憧れるスポーツは野球とボクシングしか無い。メキシコは恐らくサッカーとボクシングだろう。またアジアではパッキャオやドネア、クリスジョンの影響で新興国が驚異的に競技人口を伸ばしている。そうだ、日本とは圧倒的に競技人口に差があるのだ。
ことあるごとに書いてはいるが、日本が強くなるには、どんなことでも良いから世間に露出すること、また正確で肥えた目をファンが養うこと、これこそが環境整備に繋がるはずだ。今更最貧国にはなれないが、ハングリーでは無く、幼少からの優れた育成システム構築こそを日本の武器にするべきだろう。
ボクシング強国になるには10年20年かかる。俺の寿命はあと30年くらいだろう。死ぬまでに日本人のパウンドフォーパウンド候補を見たいものだ。
iPhoneからの投稿


