恐らくボクシングにも人種の壁が存在する。何も差別的な話ではない。やるるボクシングの話だ。
アリから始まったスピードを生かしガードはあまり固めずファンを魅力するボクシングはその後、シュガーレイレナード、ロイジョーンズJr.、メイウェザーJr.と受け継がれてきた。ここで注目すべき点は全員黒人ということだ。
圧倒的なスピードを生む源泉は身体のバネにある。このバネというのが黒人とそれ以外の人種では差があるのだ。だから残念ながら日本人にはこのスタイルは不可能。辰吉もきっと目指したのだろう。辰吉は他の日本人に比べリーチも極端に長いし、ガキの頃から慣れしたしんだノーガード、そして時折見せるアリステップや手をぐるぐる回すパフォーマンスで俺達を熱狂させた。しかし、いかにも動体視力が悪く、バネが無いため、やはり限界があった。
厳然たる事実で黒人優位は動かないが、黒人だから勝つとは限らないところにボクシングの魅力があるのだろう。
日本人の指導者は基本に忠実な人間が多い。基本的にガードを上げ、ジャブから入り、ワンツー、コンビネーションをしっかり教えていく。もちろん基礎が大切なのだが、基礎を学んだ上にその選手の個性や動きやすい姿勢を見いだした上での指導に欠けていると思うのだ。
才能ある選手は誰が教えてもそこそこやる。しかし才能ある選手を才能以上に伸ばすことこそが指導者の役割のはずだ。
今も昔も日本では帝拳が最高の環境だろう。しかし亀田の親父が素人ながら独学で世界チャンピオンを二人も育てたように、帝拳の中にも破天荒な指導者が現れることを期待したい。また帝拳を超えるようなジムにも期待したい。
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