連休後半の初日、あいにくの雨でしたが、
せっかくの休みなので、少しドライブです。
山下公園の銀杏並木も緑が綺麗です。
開港記念館。いつみても歴史と伝統を
感じる建築です。
横浜高島屋でシャガール展が開催中でした。
8階でやっているとのことでさっそく上がると、
すごい行列。え?そんなにすごいのか?と
思ったら、行列の先は、楽天市場うまいもの展。
シャガール展はすぐにはいれました。
今回は、1967年発表の「サーカス」という画集
からの作品と、個人蔵の作品が多数展示されて
いました。
これは「サーカス」の扉絵。
シャガールといえば、その幻想的な絵が
代表的ですが、シャガールにとって、天を舞う
人や動物などは、幻想を描いたわけではない
そうです。
日本語でもよくいう、「天にものぼる想い」などを
素直に絵にしていたとのことです。ユダヤの人々の
言葉にはこういう「幻想」がよく使われるそうです。
有名な「婚約者たち」のもとになった絵なんだそうです。
1927年の作品。個人蔵です。
アメリカでの出世作となったこの作品。完成品は
有名な絵ですが、この原画には若々しさがあります。
ナチスからの迫害からシャガールを救った絵でも
あるそうです。
1981年。画家とイーゼル。晩年の作品で
モデルは愛妻ベラがなくなった後に再婚した
2番目の妻だそうです。
このタッチは少し新鮮に見えました。
彼の絵にしばしば登場する驢馬は、平和で
穏やかな生活の象徴のようです。
1980年頃、画家の夢。
これが93歳の時の絵です。参りました。
ユダヤ人のシャガールは、様々な迫害を受けながら
様々な人々、動物が集うことを夢見て描いています。
その優しいまなざし、人や社会へのへの洞察力が
表現された絵だと思いました。
催事フロアーでの展示のため、入場時は、
うまいものいちの、「いらっしゃいませ。」の
叫び声?を聴きながら、もう少しで最後という
ところでは、「最後尾はこちらです。」という
大声を聴きながらの鑑賞だったのが少し
勿体ない気がしました。
シャガールはあまりにも作品が多く、かつ、
幻想的な絵ばかりが目に触れますが、
少し違う視点からみることができて、
いい展覧会でした。
ランチは、同じフロア。
なぜか行列にならない、ナプレでピザとパスタ。
文化に触れた連休初日でした。





