※個人的読書健忘記録です。
内容を含みます!

二十二年前、乙霧村の松浦地区に住む、松浦家で殺人があった。
「乙霧村一家五人惨殺事件」として世を脅かせた。当時、松浦地区には松浦家しか住んでいなかった。

事件の日、家長の松浦貴一郎、妻の菊代、その息子の隆敏、妻の聡子、
孫であり長女の綾乃、孫であり長男の英一がいた。
突然、訪ねてきた戸川稔は次々に松浦家の5人を殺した。
唯一、生き残ったのは、(孫)長男の英一ひとりだった。

英一は目の前で家族5人を殺され、次は自分も殺されると抵抗し、犯人の戸川稔を殺害した。
そして、松浦家で6人の遺体が見つかった。

ノンフィクション作家であり、大学教授の泉蓮は、「乙霧村一家5人惨殺事件」に興味を抱き、自分なりに調査し、「乙霧村の悲劇」を出版した。
その舞台である乙霧村に、泉蓮教授が顧問するサークルメンバーが旅行にやってきた。

友里、純、昌枝、玲美、哲夫、浩樹6人は、車で乙霧村をたずねた。
このサークルメンバーは、それぞれ事情があり、訳ありのようだ。
皆、仲が良いわけでもなかった。
辿り着くまでも何度も口論になった。

やっと松浦地区まで辿り着いたが、途中で車道がなくなり、車を止めて、歩いて向かった。
細い道の先にある橋を渡った辺鄙な場所に、松浦家はあった。

事件以来、二十二年、誰も住んでない松浦地区。
しかし、行く手の橋は手入れされ、草木は生え揃っていた。
松浦家の中は、ホコリさえなかった。
サークルのメンバーは、好奇心で惨殺事件のあった松浦家の記念撮影した。

突然、悲鳴が聞こえて駆けつけると、美玲の頭に斧が突き刺さり、出血し倒れていた。
みんな駆け寄り、混乱した。
しかし、純と美玲が仕組んだドッキリだった。
斧が刺さった被り物とメイクで、ドッキリだと分かり安堵した一同だった。
すると、そこへ、大柄の一男が現れた。
まるで、松浦家一家5人惨殺事件の犯人、戸川のような出で立ちだった。
男は訳もなく、暴力を振るった。
そして、浩樹が殴られ倒れた。
男は立ち去ったが、まだどこに潜んでいるか分からない。
浩樹は頭をやられて意識がなくなっていた。

一刻も早く、乙霧村を逃げ出したかった。
しかし、動けなくなった浩樹を置いて、みんなで逃げる訳に行かない。
田舎の松浦地区は、携帯の電波はない。
誰かが、車を置いた場所に戻り、人のいる所へ助けを求めに行かなければいけなかった。
哲夫が一人、その役をかった。

その哲夫が走って戻ってきた。
「逃げろ!」と大声をあげる哲夫の後ろを、浩樹を殴ったあの大男が斧を持って追いかけていた。

すると、哲夫の姿が見えなくなった。
哲夫は殺されてしまったのだろうか?

純、美玲、昌枝、友里の4人は大男から逃げた。
雨足が強くなり、ぬかるんだ道を走って。

斧を持った大男は一体、誰なのか?
サークルメンバーは、助かるのか?

そして、「一家5人惨殺事件」の、真の真相が明らかになっていく。

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一家5人惨殺事件の、真の真相に驚き!
そして、なぜ、友里の視点で描かれているのか?の疑問も解決。
面白くて、あっとゆうまに読めた。
こんな感じのスリルある本が好きだなぁ。