何が幸せか。
見える角度によって、ズレがあるかもしれない。
空が眩しくなると思い出す。
小学生の頃の夏休み。
家でそこらじゅうにあったCDを聞くのにハマってた。
クーラーが効いた部屋で。
色んな想像を膨らませながら、ひとり過ごした。
女子の大人しいグループにいたが、仲良く楽しかった。
口うるさいおばさんのいる駄菓子屋に行ったり、友達の家に遊びに行ったり。
夜遅くまで親がいない家庭の一人娘。
近所の人から可哀想な子だと思われていた。
時には夕飯を届けてくれる人もいた。
それでも、ひとりでCDを聞く時間が好きだった。
買い込んだお菓子を食べながら。
誰にも邪魔されない空間。
でも、もし兄弟姉妹がいたら?と思うことはあった。
ケンカすること、私は何一つ知らない。
親になった今、この子に兄弟がいたら、と思う。
自分が叶えられなかったことを。
それをこの子に重ねるのは、あの頃から何も変われてない自分がいるからだ。