


私がもっと強ければ とか
気合と根性がもう少し在れば とか
もっとやりようがあったんではないか とか
やるせなさ とか
これでよかったのか うん、イイか とか
絶え間ない吐き気と
夥しい出血と貧血の渦の中で
湖ができるかもしれないぐらいには泣き
(大袈裟w本当はスタバのショートぐらいかしら。急に現実量)
いざいなくなると
吐き気は消えてホッとしちゃって
2児の母の普通の日常はさくさくと戻り
なんとなく少しずつ回復する肉体。
涙で霞んで薄ぼんやりなあの世とこの世の境界線のないカラッポの世界にいた私は
戻る現実にメンタル追いつかず狐に化かされたようなつままれたような気分に。
どうしたって日常は戻ってゆく。
そんな日常回帰や肉体回復と呼応するかのように咲き乱れる桜を前に
【すぷりんぐはずかむ】と思いました。
長女を妊娠していた6年前の臨月の時と同じ
次女を妊娠しつわりが明ける前の4年前と同じ
すぷりんぐはずかむ は、いつも同じ
そこに失った春が加わるだけ。
ずっとずっと辛いかと思いきや
どうしても風化はしていき
少しずつ思い出に変わってゆくというもの。
私ね、クリスマスイブに婚約破棄されたことがあるんですけどw
あの時も泣きまくってワイン1本1人で空けたけれど
半年もすれば思い出話
今となっては人生のネタになった。
今回のことも、思い出の1つになっていく。
あなたにも悲しいことや辛すぎることがきっとあるでしょう。
その辛さが、どれほどしんどいものだったとしても大丈夫。
いつか、それが思い出になり
いつか、それが愛しい経験になるでしょう。
笑って話せることになるでしょう。
涙に暮れるほどの思い出が人生にあっても良い。
それが、大人の風流というもの。
風流な失われる春の追加も、いとをかし。



