


昨日の続き
虚無deロジカルな就活をした私は、
三菱東京UFJ銀行に無事入社。
1、2年目は
慣れること・スキル習得に精一杯で夢中。
それが3年目くらいになると
色んなことができるようになって、
周りのこともわかるようになって
先が見えてくる。
熱に浮かされた恋愛が落ち着いてきて
相手の実態がよくわかってくるのと同じね。笑
来年はああいう仕事をするのね
昇格したらあの席
もっと上に行くと更に隣のお誕生日席w
その上はあの広い孤独席。
未来に予測がついてくる。
そして気付いてしまうの。
「え、これ、このまま進むことになるの?」
何も、情熱が持てない。
役職、ほしくないの。
たとえば、イベント関連やメーカーなら
扱うものによってプロジェクトチームがあって
「よろしく〜」
「よし、やるぞ!」
「がんばったね〜お疲れ様」
みたいな緩急の波が数ヶ月単位であるはず。
インフラはね、
毎日、同じ作業
毎日、同じ電話
毎日、同じやりとり。
波ではなく、
凪だったわ。
そして全てが減点方式なの。
頑張っても加点0点で、
問題が起きたら減点されていく。
インフラってそうよね。
鉄道が定刻通り動いていても感謝はされず
トラブルで遅延が起きると文句を言われる。
それと同じ。
安定しているけれど、変化がない。
成長している感が全然ない。
頑張っても、誰にも感謝なんかされない。それが当然だから。
毎日同じことの繰り返し。
そんな中で昇格して責任多くなって、
毎日何もなく終わるのが100点の生活をするの?
やばくない?
「嗚呼、なんてつまらないの?」
「このまま歳をとっていくの?」
「人生、これでいいの??」
「毎日満員電車に揺られてイライラし、興奮しない人生を過ごしてて良いのかしら」
仕事は毎日それなりに忙しいはずなのに、
「今日は◯件だよ〜きゃ〜」とか言ってても
何も心が動かないの。
日々が灰色になっていく。ピカソの青の時代はこんな気持ちだったのかしらって、当時思ったっけ。
「周りはどうなんだろう?」
と、学生時代の友人たちに会ってみると、
みんな職業は違うのに大差ない感じなのよ。
あれ、社会人になるって灰色に生きるってことだったの?
愚痴と不安と惰性に塗れていた自分を、
飲み会で、酒で誤魔化してるのよ。
大して好きでもないビールを笑顔で飲みながら
ふわふわと酔った頭で気づいたわ。
あぁ、そうか。
私別に何の叶えたい夢も持ってなかったし
なんの情熱もなく勤続を目的に就活したんだった。
情熱なんか初めからなかったんだわ。
灰色なのは当然だった。
あの虚無de就活のツケが、
3年経ってまわってきただけ。
今思うに、1.2年目は資格取得の嵐だからある意味スキルアップしていて、私は自分が成長している感があったのね。
3年目になるとそれがなくなるから、気づきやすいのよ。
3年間忘れてたことに気付いてショックだった〜
就活自体はうまくいってしまっただけに、
都合よく忘れられたのよね。笑
じゃあ、転職でもする?
残念なことに、
別にほかにやりたいことがあるわけでもない。
周りもそんな感じ。みんなそんなもんよね。
好きなことや趣味を仕事にしている人なんて世の中の0.5%くらいっていうデータを見て、
あぁ、そんなものなのだとも思った。
行きたかったウェディング業界は
就活のために捻り出した結果だから本当は大して行きたいわけじゃなかった。
できることなら、
才色兼備で華やかなイメージの肩書き・慶應ガールでいつまでもいたかったくらいよ。
周りの子も同じことよく言ってたっけw
仕事環境はとても良いし上司も同僚も好き
内容も嫌いなわけじゃない。
退屈という以外は特にない。
ただ、モヤってただけ。
興奮しないだけ。
ただ、日々が灰色なだけ。
ただ、
このままではヤバイことだけはわかる。
刺激が欲しい。
燃えたい。萌えたい。
私を沸き立たせるものはないの?
何をしていればいいの?
結婚?恋愛?旅行?神社巡り?
それともなにかのカルチャースクール?
大学に戻る?
どうしよう。
どれなんだろう?
なんとかしようとして、
起爆剤爆弾を自分に投下していく日々を始めたわ。



