夫が亡くなり

もう少しで半年経つ


桜が散ったあの頃は

随分遠くへ行き


お彼岸ということで

秋の空気が漂う

こちら九州


少し気の早いおせち料理やら

クリスマスケーキのCMを

たまに見かける


そんな季節になった




私は以前から

アプリで家計簿を

つけている


1円単位ではなく

割とざっくりだが


引き落とし関連は

クレカで統一して


支払いはほぼ

電子マネーなので

現金はほとんど使わない


だから利用履歴が

あとから見やすい


家計管理は

キャッシュレスの方が

断然しやすいと思う



夫の亡くなった4月

そして次の

5月は全く家計簿は

つけていない


まさに


それどころでは

なかったし


お金の出入りも派手すぎて

家計簿アプリを

開く気にもならなかった



葬儀代や香典

保険関係や退職金関係

返礼品や車を1台売却

夫の預貯金の移動


普段使わない桁の

お金が出たり入ったり

するのはやはり異様だ



春のあの頃


自分は割と冷静なほうだと

思っていた


喪主もちゃんとやれたと

思うし


その後の手続きも

大きな抜けやモレも

なかったはず


私ちゃんとやれている


そう思っていたのだけど


それでも

何か頭の中のネジが

おかしく

なっていたのだろう


あの頃の

買い物履歴を見ると


これ

慌てて買う必要

ありましたか?

と今となれば思う

高額商品が2つある


①パソコン


もともと使っていた

古いパソコンは 

容量が少なく重たくて

そのうち欲しいなあとは

思っていた


相続や手続きの書類作りは

快適な新しいノートパソコンで!


ふと思い立ち

すぐネットで買ってしまった


古いパソコンのままで

全然支障はなかったのに



②光脱毛器


ホント

今じゃないだろの筆頭の

買い物だと思う


なんであの時買ったのかな…

それすらよく

覚えていないことが

恐ろしい


娘が前から

使ってみたいとは

言ってたけど


面倒くさいのか

娘は全然使わず


私が頑張って

サングラスかけて

せっせと自分の腕と足に

光らせている



どちらも

まあまあ高額で


絶対に必要だったかと

問われればNO


自分はもう少し

慎重なタイプだと

思っていたのに



やはり

あのときは

とにかく混乱


そして

金銭感覚がバグっていた


今までは

高額な買い物は

夫にも相談していたが


その相談相手が

隣にいなくなったことを

突きつけられた気がした



自分を止めてくれる人は

もういないのだから


必要なもの

そうでないもの

ちゃんと見極めないとな


今の私の金銭感覚は

もとに戻っているのかな?


正直

自分ではよく分からないのだ


うまい話や

衝動には飛びつかず

生きていかなければ