我が家には猫がいる
2021年の春
お迎えした保護猫だ
女の子で推定6ヶ月
夫と娘の希望で
猫と暮らすことを決めた
夫は家族で猫が大好きで
家庭にはいつも
猫がいたそうだ
私は
実家ではワンコがいたし
どちらかというと犬派だった
一人っ子の娘にも
一緒に成長できる存在が
いたら楽しいかな、と思い
お迎えを決断
娘とは仲良く
たまに猫パンチをされながら
楽しそうに暮らせている
近所の動物病院の仲介で
お迎えした子だ
お醤油工場にいた
真っ白な母と
真っ白な2匹の女の子
お醤油工場の奥様が
保護してくれた
うちのニャンコ
その奥様のお陰で
親子は別々の場所だけれども
ずっとのお家を手に入れた
お醤油工場の皆さまに
とても可愛がられたようで
甘えん坊で
人間がとても好きな子だ
すぐに懐き
我が家の一員となった
夫の膝でいつもくつろぎ
治療などで
しんどい夫の
癒やしの存在だった
夫の末期はあまりに
突然でそして急激で
入れ替わり
立ち替わりの
面会の調整で精一杯だった
日曜に緩和ケアに移って
火曜日の日付が変わる頃
亡くなった
緩和ケアでは
ペットも面会オッケーと
言われていたけれど
この子と
夫はとうとう
お別れが出来なかった
夫の部屋は
ほぼ手つかずで
夫の大きな写真とお骨も
置いてある
時々この子は
夫の部屋で過ごし
どこかを見つめながら
ニャーと鳴いている
何か見えているのか
思うことがあるのか
最期に会わせて
あげたかったな
夫のためにも
ニャンコのためにも
それは今も私の心の中の
後悔のひとつ


