夫は先週は休薬週だったけれど

どうも副作用が続いているのか

食欲はイマイチな日々だった


昨年からアブゲムを始めて

すぐに髪が抜けた夫


それがこの春からはちゃんと

生えだして

夫も周りも喜んでいたのだが

ここ数日、また新たな脱毛が始まった


「抗がん剤が隅々まで

効いているのだろうな」と

夫は言うけれど


やはり一度取り戻したものを

失うのは

少し残念そうではある


でも命には代えられない


明日は3ヶ月ぶりのCT撮影で

来週その結果がでる


私も結果の説明には同席するつもり

今回もどうか「縮小」であってほしい

アブゲムにはまだまだ

頑張ってもらわないと


8月に私が受けた人間ドックの

結果が先日戻ってきて


中には厚めの茶色の封筒

「要精密検査」


こういう文字は

やはりドキッとするものだ


乳癌検診エコーに

今回ひっかかったよう


昨年、マンモを受けた時は

何も異常はなかったのに


慌ててあれこれスマホで検索する


大丈夫大丈夫


母も乳癌を経験しているから

私もかなり気をつけてきた


何より毎年

ちゃんと検診を受けているのだから


最悪、癌だとしてもそこまでは

進行していないはず


頭の中をグルグル

いろんな思いが駆け巡る


病院に詳しい友達に

電話しておすすめの病院を

聞いたりして


やはりこういう時

1番に思うのは

娘のこと


私まで今、癌になるわけには

いかない

せめてあの子が独り立ちするまでは


万一の時

あの子は誰が育てるのか


70半ばの両親?

私や夫の兄弟?

近所の夫のいとこ夫婦?


答えはでなかった


すぐ思考が飛躍するのは

私の悪い癖


とりあえず最短で診てもらえる

おすすめ病院に予約をして


早速昨日、受診してきた

夫も仕事を休んで一緒に行くというが

それは断って


着いたのは我が家から

車で1時間ほどの大きな病院

まず診察


マンモ、エコー、触診

丁寧に診てもらい


全ての検査が終わったら

再び診察室に呼ばれる


胸が高鳴るとは

こういう時にも使うのか

全然いい高鳴りではないけれども


女医さんからの説明や

画像を一緒にみる


結果は

「癌ではないでしょう」とのこと


私には

乳腺に嚢胞という水のかたまりがあり

その一つ一つは小さいけれど


それが固まると稀に

癌化することもあるので

半年に一度の経過観察をお勧めされた


マンモには全く異常は映らず

やはりエコーだけでわかるものらしい


乳癌検診には

2種類の検査があるのも

ちゃんと意味があるのだ



とりあえずホッとした

仕事中の夫にもすぐLINEを送る


心配してくれていたようで

すぐ既読がつく


やはり

40歳を過ぎると

こまめに自分をチェックしなければ

いけないな


夫の時にもいやというほど

痛感したこと

「もっと早く見つかっていれば」


そうならない為に

手間を惜しまず

自分も周りの人にも


面倒だけれども

己と周りの人のためにも


検診には積極的に行きましょうと


強く訴えていきたい