この4月になりふと思った 


『ああ、あれから1年が経つのか…』と 


 昨年4月私は腹腔鏡手術にて 

子宮全摘と卵巣片側切除をした 


20代前半で子宮筋腫が見つかり、

それはどんどん大きくなり 

内膜症、チョコレート嚢胞と

どんどん病名が増えていった


生理痛、貧血とよろしくない

ことばかりを引き起こし 

特に辛かったのは貧血 


少しの階段で息が切れるくらい 

出血量も多かった 

生理用のパンツナプキンが手放せないほどには 


閉経まであと10年近くあると

思わられるから 

摘出が一番現実的だった

 

手術当時には夫が付き添ってくれた 


娘はママ友にお願いした 



術後の経過は順調で 

5日ほどの入院ののち 

夫が車で迎えにきてくれて、

笑顔で退院した 

 

採取した組織検査は良性腫瘍となり、胸を撫で下ろしていた 

それが昨年の出来事


昨年今頃、 手術のためにせっせと

毎月のように大病院に通っていた私 


今にして思う 


何故、自分の身体ばかりを

気にしていたのか 


昨年には逆流性食道炎などや 

背中の痛みなど 

少しずつ夫にも 

体調不調が出ていたというのに 


なんで多少、強引にでも 

夫にがん検診やPETを

させなかったのかな 


会社の人間ドックが毎年

あったから? 


夫本人がそれまで入院一つしたことがない 

毎日ジム通いするような

丈夫な人だから? 


だから私はもう子供を産むことは

この先出来ない 


娘を自然妊娠で授かったのも

結婚生活5年目のこと


検査をしたことはないが


おそらく私は子供を授かりにくい

身体だったのだろう

それでも私達夫婦のところに

やってきてくれた娘

私の生涯で娘、この子ただ1人 


子宮の摘出手術は家族3人で

永く笑って生きて行けるように

自分で決めたこと 

 

そこに後悔は何一つない