今日は私の住むこの街は
寒波襲来
この冬一番の大荒れの寒さとなった
この冬はずっと暖冬だったから
余計に寒さが辛く感じる
今日の夕飯は夫が
仕込んでくれたおでん
お腹の中がぽかぽかになる
娘は真っ白な空を眺めては
雪が積もらないかな〜
学校で明日、雪合戦したいな〜と
ワクワクドキドキしているが、
大人は突然の雪にウンザリ顔
私の職場は雪が積もっていたら
出勤は無理しないでね
のスタンス
どうやら
ここはブラック職場では
ないらしい笑
明日の朝は
娘の希望通り
真っ白な世界が広がっているのかな
そんな中
明日
夫は主治医の受診日
でも抗がん剤は
今週はお休みなので
夫はしばらくは元気な予定
だから今週末
夫はハイパーサーミアを受けて、
そのまま向こうのホテルで一泊して
夫はプチ旅行
やりたいこと
食べたいものを思いっきり
楽しむそうだ
ここ一ヶ月
抗がん剤治療の効果が
目に見えて出ていて
普通に食事が出来ている夫
血液検査の数値もずっと
落ち着いている
何より9月10月には抜いていた
腹水が今、全くなくなった
一時はガリガリに痩せていた夫の
身体も、まだ以前よりは細いけれど随分と元に戻ってきた
頬もふっくらしてきた
職場に毎週顔を出したり
抗がん剤、ハイパーサーミアを
毎週するという今の治療のリズムが
我が家の日常になりつつある
以前の健康だった
呑気な日々には
もう戻れないことはわかっている
せめて今のこの日々が
一日でも長く続いてほしい
私の新しい仕事もなかなかに
難しいことが多くて
電話ですらもまだ緊張する
全然あらゆることに慣れなくて
アタフタしている
そんな日々
今は事務仕事なので
小売業だった、
前のアルバイト先より
身体自体は楽だけど
気持ちの余裕が全然違う
ありがたいことに
この新しい職場も
私のことを
暖かく受け入れてくれていると思う
職場環境も恵まれていると思う
それでもやはり12年ぶりの
正社員はなかなかに大変
まだまだリズムが整わない
一日の時間のやり繰りも
随分頭を使う
今までのアルバイト先は
お昼2時までだったから
仕事のあとに
銀行や買い物や病院、役所関係など
色々な用事がこなせていた
でも夕方5時半までの
正社員だとそれは難しい
市役所にどうしても
用事があるときは
お昼休みに抜けたりしているが
どうしても休日につい、
用事を
詰め込んだりしてしまう
これはもう結果論だけど
夫の体調が落ち着いている
このタイミング
私の心が安定している
このタイミングで
正社員で採用されたのは
僥倖だったのかも知れない
ただ夫の病気の話は
新しい職場の同僚にももちろん
まだ話せていなくて
結局前のアルバイト先でも
誰にも言わなかった
あんなに長い間
仲良くしてもらった人達にさえ
私は最後まで言えなかった
言ったら夫の病気のこと、
認めてしまう気がして
認めたくないよ
余命宣告なんてウソだと
今でも思いたい
10年後
大学を卒業する
娘の独り立ちを
夫と喜び合って
2人で穏やかな日々を送りたい
結局、今もまだ私の心は
夫の病気のこと
完全には受容できず
ずっと現実逃避しているのだろう
夫の運命
私の運命
そして娘の運命は
今日の空模様のように
まだ真っ白
何もわからない白紙のまま
私の心が不安に襲われない日はない
そう
先のことなんてわからない
我が家だけでない
誰一人として
明日がくる保障なんか
されていないこと
この年明けの災害を
目の当たりにしてに
痛いほど
理解はしているのだけれど