朝、起きてきて夫から

『夜中から胸がつかえる
変な感じがする。今日予約してないけど病院に行こうかな…』

たまたま私の仕事がお休みなので
付き添うことにして
かかりつけ医に向かうことに

不安が広がる

胸…まさか心臓?

食道…それとも胃…?
癌が大きくなってるの…?
腫瘍マーカーは下がってたので
はないの?


病院に朝イチ電話をすると
今日午前中はちょうど主治医が
外来の日なので
すぐに来てと言われる

エコー
血液検査
レントゲン
CT
胃カメラ

フルコース
目まぐるしい検査の数

あっという間に午後になる

結果がでて
診察室に呼ばれる

2ヶ月ぶりに会う
夫の主治医の顔を見て
少しホッとした私

診断は
胃カメラが決め手となり

『食道カンジダ症』

カンジダという名前は
もちろん聞いたことあったけど

食道に出来るものとは
知らなかった

食道の写真は白いコケのような
カビが沢山あった

主治医曰く
抗がん剤の影響だと思うとのこと

入院は必要ない

健康な人なら
自然治癒できるくらいのもの

夫の場合はそうではないので
シロップによる
服薬で対応できるので
それで様子を見ましょうとのこと


受診してよかった


癌が大きくなっているのか…
暴れているのか…

と受診するまで
悪い想像しか
出来なかったので

服薬で対応できるという
診断名にひとまず胸を撫で下ろす

この病

免疫が落ちている人が
かかりやすいそう

抗がん剤を3週間連続でしている
夫だから…
免疫が落ちているから
感染してしまった


主治医も夫の炎症や
管の閉鎖を心配して

当日なのに
すぐに沢山の検査をオーダーして
くれたみたいで

やはり
こういう時

家からすぐ車で
駆けつけられる場所に
総合病院があったのは
よかったと思う

そして何より夫のことに
一生懸命になってくれる
主治医の存在に

私達夫婦がどれほど
救われているか

腫瘍マーカーが下がっていることを
ここでも嬉しそうに私に
報告してくれる主治医

今日のCTでも
腹水が全くなかった

夫の抗がん剤は
頑張ってくれているのだと思う

その分の副作用も
キツイけれど

胃カメラの麻酔で
眠っている夫をひたすら待ち

薬局で薬をもらって

夕方帰宅

夫も検査検査で疲れたみたい

私も待ち疲れたなあ
一日がホントに長かった

病院の待合室で
私の休日が終わった感じだけれど

夫が大丈夫なことがわかったから
それで十分

私も今朝は久しぶりに焦った
緊急の受診はメンタルに悪い…

10月初めに
抗がん剤副作用で
緊急受診して以来だったから

こういうことは
やはり
慣れるものではない

でも
年末年始に向けて
沢山
色々な検査をしてもらえて
それは安心材料だよね
ちょうどよかったと思おう

癌の増大や
閉鎖などでなかったことを
ポジティブに捉えようと思えた