夫は昨日
ハイパーサーミア治療
3回目を受けて

そのまま車で
2泊3日で遊びに出かけた

夫が行きたい場所が
沢山あるのだという

ちょうど今日明日は
真冬とは思えない陽気

寒くなくてよかったね
夫は痩せて
寒さが身にしみるようだから

副作用で口内炎がひどく
それが今一番の困りごと

ただでさえ食べられないのに

口内炎が沢山できて
ますます食べられないのが
悩み


夫が遠出をするのは
気づけば3ヶ月ぶり

治療もある程度順調に進み

食欲は相変わらずだが
体調自体は落ち着いている

病院に駆け込むことも
10月以来なく

抗がん剤の
副作用もしんどいけれど
想定内で収まっている

腫瘍マーカーも順調に下がっている
ことがわかった

何より週2日とはいえ
念願の職場復帰ができたからか

夫を包む雰囲気が
とても明るくなった気がする

だからこそ『泊まりで出かけたい』と言い出したのだろうな

昨日は夫の会社のボーナス日

ありがたいことに
満額振り込まれた

来年からどうなるかは
わからないけれど

このお金は夫のために使おうと思う


娘は今日一日は塾

願書を出したりと
いよいよ試験日が迫ってきて

ここにきて模試の結果が
伸び悩みつつある娘

夫に似たのか妙に楽観的な性格で
『なんとかなるでしょ〜』という
感じで
見守るこちらとしては
ハラハラだけれども


私は今日の午後から役員をしている子供会のクリスマスイベント

とはいえお菓子を配るだけなので
とても気楽ではある

コロナ前は
皆を集めてケーキを食べさせたり
ゲームをしたり
とても大規模だった
子供会のクリスマス

コロナ禍のここ数年のうちに
行事が全くできなかったので

子供会も退会者が多くなり

6年前、娘が入学したころの
半分以下の人数である

本音を言えば人数が少ないほうが
役員としてはかなり楽

行事も以前より
かなり簡素化されて
役員としてはありがたい

子ども達には
つまらないだろうけど…

これはもう止められない
流れなのだろうなあ、とも思う

高学年の保護者ともなると
専業主婦はかなり少ないから



明日は
娘も連れて親戚親子と
ホテルでクリスマスビュッフェを
楽しむ予定

ああようやくここまで来たなあ、と思う

夫の癌が分かってからほとんど
眠れず食べられなかった私が

今は前と変わらず
暮らして行けている

先の約束もできるようになり
私だけが楽しむことに
罪悪感もなくなった

夫の癌を忘れることは一日
とてないけれど

夫の癌を
受け入れたというよりも
『慣れた』という言葉が
一番しっくりくる

人は
こうやって環境に慣れて
案外図太く生きていけるもの
なのかもしれない

ただ一つ

何となく
趣味だった観劇からは
この夏から
全く足が遠のいている
月に1、2回は必ずしていた
私の趣味

今は行かない

なんとなくやめておこう
チケットは取らない
と思うのは

ある種の私なりの願掛け
なのかもしれない