前回数値が悪かった
白血球は大幅に改善していたけれど

今日は肝臓の数値があまり
よくなくて
大事を取って
今回も抗がん剤が出来なかった

肝臓を回復させるため
明日から5日間ほど
毎日点滴に通うことに

こんな時は
病院が自宅から車で10分の距離で
よかったと思う

『毎日来るの大変なら入院する?』と主治医から言われた夫だが
即答で断ったそう

確かに
本人は至って元気なので
入院を嫌がる気持ちも
わかる気はする

体調も悪くないのに
入院だとあまりに
退屈でおかしくなりそうだ

初回の抗がん剤の入院のときも
夫はそう話してた

幸い黄疸も
胆管詰まりもなく
外来で治療できることは
よかったけれど

11/1以来
抗がん剤が出来ていない

なんでかな…
不安しかない

でも焦らない焦らない
なるようにしかならない
大丈夫大丈夫
最近
自分にいつも言い聞かせている

時々ふと考えてしまう

『なんでこの人が膵臓癌に?』

父母からの
遺伝ならもう諦めるしかないけれど

お酒も全く飲まない

食べ物やカロリーには
かなり気を使っていた
会社には
低カロリーな手作りの
お弁当を持参して

ジムへもほぼ毎日通っていた

細身で筋肉質

持病も全くなく
産まれてから約50年
一度も入院なんて
したこともなかった夫

不健康な要素なんて
なかったのに

毎年職場の人間ドックも 
受診していたよ
なんの異常もなかったよ

それでも
それでもわからないものなのか

なんでなんで
うちの夫なの
世の中にもっともっと
不健康な生活をしている人なんて
山程いるのに

なんて考え方
自分でも意味不明
八つ当たりもいいところ
見苦しいだけ

私はこんな
僻みっぽい人間だったんだ
全然知らなかったよ


今の暮らしだって
よいこと
幸せなこと

沢山あるのに

夫が休業してから
時間がたくさんあるから

夫婦二人でカフェや買い物
沢山行けるようになった

最近は家族3人で
一緒に同じ夕飯を食べられている

11月は一度も入院していない

娘は楽しく学校
休日はお友達が我が家に来たり
お友達のお家にお邪魔したり

来週、再来週と
親戚が沢山
こちらに会いに来てくれる

楽しいこともある
悪いことばかりではないはず

明日は友人と
カフェでおしゃべりする約束があり

美味しいものを食べて
沢山話して
少しでも己の気持ちを
引き上げていこう