夫の体調は相変わらず
すこしダルく
食欲はイマイチ
でも
午前中
夫婦で
買い物に一緒に行く
2人で買い物に行き
おしゃべりしながら
あれこれ一緒に
欲しいものを選ぶ
2人だとつい
いつも買いすぎてしまう
これが我が家の
当たり前の
日常だったけれど
今はそれだけでも
嬉しくなる自分がいて
幸せだな
心から思う
でも実際
まだまだ夫は
体力がなかなか
戻らない
食欲は抗がん剤の直後
よりは
だいぶ食べられるようになったかな
お茶漬けやパン
スイーツや
果物など
まだまだ
限られるけれど
とりあえず
栄養バランスよりも
今は食べられるものを
優先で
今日ふと
もう少し食べられるように
なったら
思い出の場所に
ご飯をたべに行きたいな、と
夫が言う
最近夫は
食べ物屋さんのHPや
YouTubeをよく見ている
夫は一時
抗がん剤が合わず
副作用がキツくて
気持ちも
落ち込んでいたけれど
だいぶ夫の
気持ちも
浮上してきたのかなと
思えた
絶対
行こうね
娘も連れて!
私は
今日
夫のことを全て
打ち明けている友人と
ランチに行った
夫の告知から
約2ヶ月
初めて身内や家族以外と
ご飯を食べた
美味しかった
楽しかった
それだけでも
私は
だいぶ前進出来たのだろうか
私より年下だけど
ずっと
しっかりしている彼女
良いことも
そうでないことも
色々なことを
経験している彼女
彼女のしなやかな
強さにいつも憧れていた
彼女は私に
『頑張ろうなんて思わないでね!貴方が先につぶれちゃう』
先日抗がん剤の
副作用で夫が
再入院したとき
『私が強くならないと』と書いて
彼女に送った
私からのLINEに
とても
危機感を
覚えて心配していた、と
彼女は言う
そうなんだね
ありがとうね
そうだよね
夫のことが
あったって
私は私のままで
いていいんだよね
変わらなくていいんだよね
いつも心配してくれて
心を寄せてくれる人が
周りにいる
私達家族は
それだけで
とても幸せ者
今までその有難みに
ちっとも
気がつかなかった
来週
普段から
家族ぐるみで
仲良くしてくれている
隣県に住む
夫の従兄弟夫婦が
我が家に来てくれる
彼等もまた
夫
そして私をいつも
心配してくれている
夫や私に励ましの
LINEや電話をくれる
従兄弟夫婦の前で
きっと
私
泣いちゃうな
うん
泣いていいんだよね
みんな
どんな夫でも
私でも受け止めてくれる
そう
思えた