今日は

私の仕事の日

仕事は10時から


でも

11時から娘の塾があり


いつもなら

土日休みの夫が

張り切って

送迎してくれるのだが


それが今日はできない


近所のママ友に頼もうか


でも

塾ごときで休日に

頼むのも悪いかな…と

悩んでいると


娘が『1人でバスで行く!』と


過保護かもしれないが

娘はこれまで

1人で公共交通機関に

乗ったことはない


でも

私立中学に進むなら

交通機関を

使いこなさければ


思い切ってチャレンジさせてみた


娘から

無事に塾に辿り着いたと

連絡があり仕事中に

ホッとする


夫が退院したら

一番に報告しよう

絶対驚くだろうな


こうやって

成長していくんだな

気づかないうちに

いつの間にか


この子が側にいるから

私は正気を保てているのかも

知れない


日常にしがみついていられるのかも

知れない



私は午後

仕事のあとに

洗濯物を持って夫の病院へ

 

私が来たことを看護師さんから

聞いたであろう夫は


個室から点滴台を押しながら

出てきてくれた


点滴が3袋

痛々しい


夫の顔も少しいつもより険しい

私には分かる

分かるよ


キツイよね

しんどいんだね

余裕ないよね


冷たいものを口に入れると

痺れるという


でも

私を安心させるために

歩いて出てきてくれたんだね

きっとそう


面会日ではないので

看護師さんの視線を感じつつ


ほんの少しだけの再会


抗がん剤での

重篤なアレルギー反応などは

ないみたいだ


抗がん剤が

続けて投与されているということは


夫の副作用は

主治医の想定内ということか


明日は

義弟と甥っ子が

やってくる


彼らは夕方

こちらに着くので


病院の面会時間には

ちょっと間に合わなさそう


夫とは

月曜日の再会か


どんな時間になるのかな

無事に月曜日に

退院出来るといいなあ


早く帰ってきて欲しいなあ


どうか

20日間

病院で色々なことに耐えてきた夫が


幸せな時間が過ごせますように