今日

地域で一番大きな
総合病院へ夫婦で行く

私達家族の通いやすさを考え
自宅から近いこの病院へ

来月に
ポート手術を経ての
抗がん剤治療入院

選択肢は
これしかないようで


同世代の話しやすい
男の先生

ホントに心配して
親身になってくれてるのがわかった
暖かい

ほんの

ほんのわずか
だけれども

2人ボッチだったこの
癌の迷路に

道案内をしてくれて
話を聞いてくれる人が現れて

それだけで
救われた


この先
遠い未来も
完治もないと
わかってはいても

どうか

少しでも

少しでも夫と
娘の成長を見ていたい

抗がん剤は辛いこと
夫の身体は
それに耐えうるのか

ダメならば
撤退


何もしなければ
半年以内

たとえ抗がん剤を
しても
中央値は
一年と宣告された

この先どうするかは
夫にしか
決められない

夫の人生で
命なのだから

せめて

来年春の
娘の卒業式をこの目で、と

夫の願いを
神様どうか叶えて