私の両親は

2人とも75歳


いわゆる

後期高齢者の入口に立ち


北海道で

2人で暮らす両親


年の割には

2人とも健啖家で

アクティブな方だと思う





そんな両親が

今月始め


2人揃って

大変な事態に見舞われた



母は

入院そして

子宮摘出の腹腔鏡手術


これは昨年末から

決まっていたことで


昨年

母に不正出血から初期の

子宮体がんが

見つかった


母は10年ほど前に

初期の乳がんが見つかり

そしてリンパ節を切除して

放射線治療を経て

現在経過観察中


癌という病気が

本当に身近になってしまい

とにかく憎い


ステージ4で

しかも膵臓癌の夫とは

ずいぶん母は状況は違うが

それでも若くはないので


子宮摘出手術は

ちょっと心配だった


その母の入院手術の

前の夜のこと


父が突然

お風呂で立てなくなった


母が火事場の馬鹿力でなんとか

父を支えて

風呂からは出したが


父の体の半分が動かない


父は救急車を拒否したが


母はすぐに救急車を呼び

近くの病院に搬送


病名は

慢性硬膜下血腫


原因は確定ではないが

お正月明けに

父が

雪の上で転んだ時だろうとのこと


幸い

発見が早かったため

チューブで頭の血を抜き

手術は30分ほどで終了した


父は1週間の入院となった


つまり

私の両親は

同じタイミングで

全く離れた別々の病院に

入院することに

なってしまった


私はすぐに行ける距離ではないし

運悪く胃腸風邪の真っ只中


更に運の悪いことに

実家から車で3時間ほどの距離の


北海道内に住む弟は

たまたまマレーシアに出張中


父の入院の荷物や手続きは

母が夜に奮闘し

事なきを得たが


さあ母はどうしよう?


手術室の関係で

2ヶ月待った手術


これ以上延期はしたくない


がん専門病院は

実家からは少し距離があり

しかも北海道はこの冬

とても雪が多いのだ


公共交通機関もダイヤが乱れがちで

すぐにタクシーが来るかもわからない


当初の予定では

父が母を送り

父が手続きをするはずだった


病院の方針で

手術の際の付き添いも

出来ないとのことで

父もいることだし


私も弟も

帰省の予定をしていなかった



それがこんなことに…


私達子供二人も

すぐには駆けつけられない



そんな

窮地の両親を助けてくれたのは

父のボランティア仲間や

実家のご近所さんだった


父は救急車を待つ間

片手であちこちに

電話をして

母のことを頼んでいたそうだ


ボランティア仲間の方が

車で1時間かけて

母を病院まで

送ってくれた


ご近所さんたちが

1週間空き家になる

実家の見回りや

雪かきをかってでてくれた


病院からの連絡先は

私の携帯にしてもらい


リモートでなんとか入院手続きや

手術の経過報告をしてもらえた


父は

急な入院だったので

現金は少しあったが

クレジットカードも

自宅に置いたまま

だったので


病院の振込先に

私がインターネットバンキングで

入院費用の振込をして

退院手続きとなった



母の手術も無事に終わり


幸い両親ともに

経過が順調だったので


ちょうど1週間で

両親は同じ日に

退院となったのだけれども



両親それぞれの退院の送迎も

父の友人や

ボランティア仲間がしてくれて


この大ピンチを

乗り切ることが出来た



今回は周りの人との繋がりが

両親を救ってくれた


そして彼らに

私と弟も救われた


まだあちこち

出かけてムリをしないよう


買い物は

ネットスーパーやアマゾンを

フル活用して

私が行っている


北国に

春が来るまでは

近場でゆっくり養生してもらいたい



 

これから先


両親には

こういう予期せぬことが

増えていくのだろうなとも

思い知らされる事件だった




今までは

頼れる存在だった両親が


そうではなくなる日も

遠くはないのかも知れない




ふと思う


もしも

父が倒れるのがあと1日ずれて


母が入院したあとだったなら


父がお風呂で立てないまま

助からなかったかも知れない




スピリチュアルなんて

全く興味がなかったが


今回は父を護ってくれた

不思議な力を感じる


昨年末に亡くなった

父の兄である伯父のお陰?


それとも父と仲良くしていた

私の夫の力かなあ