己の興味があるから

なのかもしれないが


この夏はよく

墓じまいや実家じまいの

ニュースを

目にした気がする


日本全国で


跡継ぎのないお墓


残されて

誰も住まない家屋や土地


それらを

持て余している人が

多いということだろう



私もそう

おんなじ



ただ


私の場合は

義父母も自分の夫も


平均よりもかなり

早く亡くしてしまったから



40代で

この問題と

向き合うことにはなった


ただ

それだけのこと




それらを仕舞うために

間違いなく

かかるのは

『お金』で

物価高の今、その負担は

ますます

重くのしかかる



今、私がお世話になっている遺族年金も

法改正されたし


娘の世代では

そもそも社会保険制度や

年金制度すらも

どうなっているやら

分からない



だから

次の世代に

負担させたくないと思うのは

ごく当たり前のこと




専門業者に

遺骨の粉骨を頼み


先日

桐の箱に入り

骨壺に比べたら

随分コンパクトサイズで

戻って来た夫


今はリビングに

違和感なく鎮座している


費用は2万弱だった



私も亡くなったら

こうして粉骨してもらい


夫と一緒に

合同墓でも

散骨でももう

何でもいいから

埋葬だけはしてもらおう



夫が亡くなり

お墓のことをあれこれ

悩んではいたが


お墓は持たない

手元供養


そう決めたら

とても気持ちが楽になった



夫がこの決断を

どう思っているかは

もうわからないけど



今の私は樹木葬も含めて

お墓なんて持つ気が

全くしなかったんだ


まだ自分や夫の

終の住処を決めるのには


私は多分

ちょっと若すぎる


やりたいこと

行きたいところ

住んでみたいところは

沢山あるから


今は娘のこと最優先で

暮らす時


私は働きながら

この先も

役に立ちそうなスキルを

学ぶ時


その後は

自分の心のままに

住みたい所に住んで

生きていきたい


そう強く思う


でも

10年先

20年先

この日本は一体どんな国に

なっているのだろうか