そしてぼくはまだここにいる。
6年と3カ月を過ぎた今でも、ここに居続けている。
しかしここにいることはもう長くない。
私の存在は、許されないことになってしまった。
私は自分のやりたいことをやりたかった。それは社会にどう役立つ仕事だとか、
そのようなえらいものではない。
窓辺で静かに本を読むこと。太陽の下で自転車をこぐこと。
おいしい晩御飯を作ること。じっくりものを考えること。
時間を気にせず生きること。
そんなことをやりたいだけだった。
えらいことなんかしたくない。あくせくに生きることもしたくない。
常に自分自身と向き合える余裕を持ちたい、ただそれだけだったかもしれない。
これが胸の内のホンネかもしれない。
タテマエで生きることが嫌いなんだ。少しずつわかってきたんだ。
おれみたいなやつは、これからどうやって生きていったらいいんかな?
そんなことを聞いても返事は返ってこない。
結局、私もまた目の前に起きる「現実」を、一つ一つクリアしていかなければならなくなtった。