何であろうか?
細い線のような物が見える。
そこには
飛ぶ者、走る者、歩く者、止まる者、頭を抱える者、また眠る者がいる。
それは道なのか?
それとも罠なのか?
皆は言う、それは道であると。
では皆に問う、
その道を歩いていいのだろうか?
歩くべき道ではないのだろうか?と。
師は言う、それがあるべき道なのだと。
しかし、師よ、これが本当の道と呼んでいいのだろうか?
私には到底理解できない。
これが本当の道だと言うのならば
私は喜んでこの道から外れようではないか。
後ろに続く者が戸惑うとしても、
私には私の考えがある。
前に進む者が嘆こうとも、
私には私の考えがある。
どうせ叫んでも響かない叫びなら、
飛び降りて叫んだ方が戒めになる。
戒めになるのであれば、
私は喜んで飛び降りよう。
それは本当の道などではない、
少なくとも私にとっては、本当なわけがないのだ。
そう叫び、飛び降りてやろうではないか。
飛び降り、叫ぶ事しかできない私が悲しい。
だから、誰かの為に飛び降り、
誰かの為に叫んでやる。
それが、私の信じる道だ。
自分の為だけに、何かするのは、もうやめた。
・・・や~めたっと。