今度からおっさんは夜空を見ようと思う。
気象予報士の(寝ぼけてみるとインド人に見える)石原さんが昔言っていたのです。
「空を見上げるとその広さに、自分の悩みなんかちっぽけに見える」
・・・確かに。
でも自分は違うのです。
おそらく、こんな気持ちで夜空を見上げる人は多くいるだろうし、そんな人が動いている姿を夜空は見たくなくとも見てしまう。
見たくないはずなのにじっと見るそんな夜空の頑張りを思うと
「・・・夜空さん、わかったわい、あんたのほうが、大変だよね」
と思ってしまうのだ。
・・・誰かのことを思って、悩んだり、悲しんだり、苦しんだりすること、これはとても難しい。
・・・でも、それだけ、人にはドラマがある。
今日も夜空はドラマを見る。
数え切れないほどのドラマを。