逢いたくて 逢いたくて
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる
このフレーズを見てピンと来る方、嬉しいねぇ。
このフレーズは最近「佐藤竹善withコブクロ」がカバーして最近結構ランク入りしていた
「スターダストレビュー」の『木蓮の涙』のワンフレーズです。
・・・
・・・
・・・ここに、一人の友を紹介したいと思う。仮に、そうだな・・・「A」としておこう。
Aは小学校で知り合い、親友と言うところまでの仲ではなかったが、私の数少ない「友」であった。
中学校、高校となぜかAとは同じ道を進んだ、高校ではあまり同じ中学校から進んだ人がいなかったから一年目の1学期はかなり頼りになる人物だった。
そんなAが高校からいなくなった。体調が芳しくないと言う。
当時の私は、
「そうか、早く復帰して欲しいな」
と思っていた。
そんなこんなで高校を卒業し、大学に入り、2年生になった(多分、2年生だろう)夏、知り合いから
「Aが亡くなった」
という話を聞かされた。
年賀状を毎年欠かさず交わしていたため、
「そうか、元気になってくれたのかねぇ」
と思っていた、それが、亡くなったとは・・・
夏休みになり、知り合いとともにAの家に向かった、お線香をあげ、話を聞いて・・・いや。
いや、聞けなかった、辛くて、悲しくて、寂しくて・・・
そして・・・話が続かなかった・・・また逢える、同窓会であえる、楽しい話が出来る、美味い酒が飲める。
それを期待していた・・・話が続かなかった。
十数分も立たずに、苦しくなっておいとました。
その帰り、私は父の車の中で涙を浮かべていた、
「私はなんて白状なんだろう、彼の話もろくに出来ず、親友面をしていたと思うと・・・」
それ以来、私はAとたまに、上を向いて相談する事がある。
上を向くのは、Aが天に召されている(Aは天に召されなくてはいけないほど、いいやつであった)からだ。
そして、ふと、今も私はAに相談をしている。
「なぁ、A、どう思う?
こんなに人に迷惑をかけて、人の期待を裏切って、
そして、
人に愛されている私の情けなさを・・・」
(今度からおっさんの大切な人々を最低週一回紹介します、いつ、どこで大切な人と別れるかわからないから・・・)
ちなみに、おっさんはこのAから
「後戻りできない時間の大切さ」
を学びました。