ある日の、朝のゴミ捨て時。
「今日はリハパンがとっても多いわ。前回捨て忘れたのかしら」
あのねぇ、ソレ毎回言ってるよ。
それだけの量、毎回出てるんだけどね。
情報のアップデート、まあ無理か。
「いつもそれ言うけど、毎回その量だよ。それにね、前回は二袋捨ててたよ」
「私、コレを二袋にはしないわよ。ビニールは1回しかセットしない」
「でも、二袋捨ててたよ。多いな―と思って見てたもん」
「二袋ってことはないわよ」
「それだけ多いってことだよね」
「でも、こんなにあるってことは、前回、出し忘れたんじゃないかな」
「前回の月曜日、二袋捨ててたよ」
「これは二袋にはしないわよ」
「いつも、前回捨てるの忘れたのかしらって言ってるよ。
いつもその量出てるんだけど、多いんだね」
「多いわね」
今日も、平和に平行線な、嫁と義母の会話
ある平日、嫁、休みの日の朝。
「今日、午後なら銀行に一緒に行かれるけど、どうする?」
「別に、お金はある」
「え?でも、義姉🐶ちゃんが、財布にお金を移したら、生活費の封筒はカラになった、って言ってたよ」
「そう?まだあるでしょ?」
「年金が入ったらすぐに下ろさないと、落ち着かないでしょ?
おまけに封筒がカラなんて、もっと落ち着かないんじゃ?」
「べつに~」
「じゃあ、午前中のうちに考えておいてよ。行かなくていいなら、それでいいし」
午後。
テーブルの上にカバンが乗った状態で、テレビを見ていた。
銀行に行く気、あるんだな。
「雨降ってるね。銀行どうする?財布にはお金あるから、来週でもいい?」
「さっき降ってた。だから、銀行は自分で(歩いて)行こうと思ったけど、やめたの」
「あぁそうなんだ。今日、銀行に行くのはやめたのね!」
「私は、やめたってこと」
「うん、わかった。じゃあ来週ね!」
来週になると、義父名義で支払いが発生するので、まとめて銀行に行きたかったんだよね。
でも、義母の言い方だと、”自分で歩いて行く”のはやめた、ってだけで。
本当は、車で連れて行ってもらいたかったのでは?
嫁、鈍いから
そういう遠慮がちな発言には、気が付かないのよ~
お陰で、午後、昼寝ができた。
仕事で疲れてたのよ