続きです。
義姉が、義父のデイを増やす提案を、紙に書いて帰った。
義母は、理解が難しいようで、嫁に毎日聞いてきた。
「変えるか変えないかは、義母さんが決めたらいいよ」
紙を眺めて暮らして、一週間後。
ついにケアマネさんに電話を掛けた。
(なんと!義母のガラケーに通話が録音されていた)
「娘がデイを変更しないと、私の通院が回せないって言うんです。
私、車の運転を辞めさせられて、連れて行ってもらうしかなくて。
眼科も増えて、今、4か所もかかってるんですよ!」
そう来たか!
義母らしい
調子が悪くて、義父の世話が出来ない、とは言えないんだ。
通院のためだって、取り繕って来た。
「娘がそう言うんですけど、どうしたらいいでしょう。お任せしますんで、いいようにしてくれませんか?」
それも、決断をケアマネさんに委ねてるよ
「ご自宅にお伺いしますので、お話、聞かせてください」
通話録音でわかったのは、ここまで。
その日の夕方、仕事から帰って聞いたのは。
「今日さんが来て、来週から、月曜も行きますって言われた」
「ん?義母が電話してお願いしたんじゃないの?」
「電話したのか?かかってきたのか?覚えてないわ。
とにかく、来られて、月曜も行きますって、書かれた紙を置いて行った」
「義母がさんと、決めたのね」
「そう?かな…」
確認のために電話して聞いてみたところ…
「義姉さんが書かれたメモを見せてくださって」
それで、義母の鬱状態の悪化と、義姉の仕事の都合が”本題”であることに気が付いてくださった。
「義母さんが、増やすと嫌がることはわかっていたんですけど、
増やしましょうか?と提案したら、そうしましょう、っておっしゃられて」
それを聞いた義姉
🐶「やっぱり周りが強く勧めるんじゃなくて、本人が納得するのを待ったら良かったのね」
うーん、果たして
義母が自分でケアマネさんに電話して、デイが4回に増えたことは喜ばしいんだけど。
義母が電話で言ってたセリフが、嫁は気になった。
通院を言い訳にしたり、ケアマネさんに決断を委ねてる。
加えて、夕方、嫁に説明してくれるころには、
どういう経緯で決まったのか、もう覚えてなくて、こんな風に言ってたし。
”なんで増えてるんだ”
”もとに戻したい”
って言いそうじゃない?