鬱だけど、がんばって義父の昼食の準備をしていた義母。

 

おばあちゃんガーン「つわりみたいにムカムカして気持ち悪い」

 

お母さん「水分取ってね、水分。寝てると飲まなくなっちゃうからね。水分不足になると、もっと調子悪くなるよ」

 

 

義母の『ムカムカして気持ち悪い』を、スルーする嫁。

 

義母、ゴメンね。

だってこのセリフ、お昼の支度をするときに限って、言うから。

嫁に代わって欲しいのかな?

 

でもさ、吐き気がすると言いつつ、

こだわりのある家事の風呂掃除と炊飯は、やるでしょう?

 

正直言って、本当に吐き気がするの?って思ってしまう…

 

きっと、数日後には、吐き気がして昼食が作れないと、直接頼んで来るだろう。

 

 

 

全部かわってやってあげないけど、お昼の支度を手伝いながら、義母のグチを聞く。

 

おばあちゃん「お父さんが、ご飯早くしろって」

 

お母さん「そっか、がんばって起きたんだね」

 

おばあちゃん今まではちゃんとやってきたのに、こんな風に寝てばかりで、何もしないでどうしようもないって言われる

 

お母さん「誰がそんなこと、言うの?」

 

おばあちゃん「お父さんとか」

 

お母さん「えー、(要介護2で認知症も進んで反応が少なくなった)今の義父が、そんなこと言う訳ないじゃない」

 

おばあちゃん「だって、お昼早くしろって言われたのよ」

 

お母さん「お昼だ、ご飯だ、早くって、それだけでしょ?」

 

おばあちゃん「まあ…」

 

お母さん「誰もそんなこと思ってないし、言ってないよ。義母が寝てばかりなのは鬱っていう病気のせいだって、わかってるよ」

 

おばあちゃん「でも、自分でもそう思うのよ…」

 

 

心療内科の主治医病院も、言ってた。

 

病院「そう考えるのが鬱の人の思考なんですよね、(嫁に向かって)そこまで思い詰めなくてもって思うでしょ?」

 

 

今までは”ちゃんと”やってこれたのに、やれない自分が不甲斐ない。

調子が悪いのに何とか頑張っている、とは思えない。

 

寝てばかりはどうしようもない、と自分を追い詰める。

自由な時間に寝てるんだから良いよね、とは思えない。

 

どうしようもない人だと言われたくない。

誰もそんなことは言わないのに、他人から悪く思われたくない、が強い。

 

 

鬱だから、こんな思考に陥るのだとしても、

義母は、元々そんな考えの持ち主なんだよね。

 

義母にとって、”手抜きしてゴロゴロ”は悪いこと。

 

嫁なんか、いかに”手抜きしてゴロゴロするか”、考えて暮らしてるって言うのに。

 

この差よ。

 

 

昔、おばあちゃんの宮城の親類が、これを送って来てくれてた。

また、食べたいなあ~ 。