続きです。
義母の目の前で、嫁が、口座振替依頼書を書いたのに、案の定、覚えておらず、
その保険代理店に勤務している義母の妹に、電話を掛けたようだ。
「保険会社から、口座変更をしましたって手紙が届いたんだけど、そんなことはしてないのよ。
これ、あなたがやったの?」
📢「違うよ、義母が変更したいって言って、一緒に手続きしたんじゃない!」
「…って、嫁ちゃんが言ってる。でも、私、全然、そんなの知らない。電話で変更してって頼んだの?」
あくまで、電話の向こうのに言う、義母。
「え?書類を出さないと変わらないって?ハンコも?」
📢「書類は目の前で書いてるし、ハンコも義母に出してもらって、目の前で押してるじゃない!」
「…って、嫁ちゃんが言ってる。でも、私、そっちの口座にはしたくないのよ」
嫁の言い分は、叔母さんに通じただろう。
あとはに任せ、嫁は、部屋を出た。
もちろん盗み聞きするけど
「アナタの言い分はわかった。
でもね、今までのように、しょっちゅう銀行に行って、お金を移したりするのは、難しいでしょう?
だから、年金の口座にしておいた方が、安心よ。」
「そうよ!車を取り上げられちゃったから、銀行にだって行かれないわよ!
でも、私はずっと分けてきたから、それじゃ嫌なのよ。元に戻したいんだけど、どうしたらいいの?
え?その保険は、ちゃんの会社なの?じゃあ、ちゃんに連絡したらいいのかしら?」
ちょっと
親類のさん(系列の代理店勤務)に、嫁が連絡して、変更手続きしてもらったのに、
やめてよね~
夕飯の支度もあって、いつまでも盗み聞きしている訳にも行かず、
嫁、ここで、2階に戻る。
その後しばらくして、帰宅した夫
(ここからは、夫から聞いた話)
義母が、誰かと電話していた。
「ただいまー」
「・・・電話、に代わって欲しいって」
「は?」
親戚の誰かなのかと思い、代わったら、さんだった。
は、夫の従妹にあたる。
「が口座が変更になってて、これじゃないって言うんだけど」
「ああ、大丈夫。確認して変更してるのに、覚えてないだけだから」
「あっ、わかった。そのままでいいのね。ありがとう」
「はい、ごめんねー」
さん自身も、同居のおばあちゃんが認知症だった。
物取られ妄想の標的にされたことがある、と言っていた。
うちの義母が、認知症であることも知っている。
が帰宅したのを知って、代わってと言ったようだ。
確認を取って、義母に戻さず、あっさり電話終了。
「ちゃん、話し早い(笑)」
義母は、電話切った後、何か言ってた?
「え?知らん」
これで、義母、諦めてくれるだろうか…