二階に上がってきた義母。

 

嫁の買い物カゴに入ったバナナバナナを見つけて、

 

おばあちゃん「あ、いいなぁ、バナナ。私、昨日買ってくるの忘れちゃったのよ。一本ちょうだい?」

 

お母さん「いいよ、あげるよ。もしかして、丸ごと欲しい?」

 

おばあちゃん「でも、お宅で食べるために買ってきたんでしょ?」 ←遠慮深い

 

お母さん「安かったのよ。で、うちは、なくても大丈夫だけど、お宅は、バナナがないと困るんでしょ?」

 

おばあちゃん「そうなの、困るのよ~」

 

 

このところ、ブログに、義母の”こだわり”について書いていたが、

そういえばバナナも、こだわり(必需品)だった

 

”こだわり”と言う、ワードを出してみた。

 

お母さん「バナナがないと困るとか、色々”こだわり”があって、大変ね~」

 

おばあちゃん「いや、べつに”こだわり”なんて、ないわよ」

 

お母さん「えー、いろいろあるでしょ?こだわり。バナナも、なきゃダメ、なんでしょ?」

 

おばあちゃん「そうね。お父さんに朝、ヨーグルトにバナナとレーズンを入れてあげるのよ。

だけど、買い忘れたから、今朝は無くて、『お父さん、バナナがなくてゴメンね』って出したのよ」

 

お母さん「でも、義父、『なんでバナナがないんだ!』って、言うわけじゃないでしょ?義母、ないのがイヤなんでしょ?」

 

おばあちゃん「うん、『買ってくるのを忘れたから、ゴメンね』って言った」

 

お母さん「それそれ!”バナナないけど、そんな日もあるよね~”って、いう、軽い感じの『ゴメンね』じゃないんでしょ?」

 

おばあちゃん私バカだから、ヨーグルトにはそれを入れるしか、思い付かないのよ」

 

お母さん「義母バナナを出したいんだね。こだわりがある暮らしは、大変だね~」

 

おばあちゃん「別に、こだわりなんて、ないわよ。毎日、テキトウよ

 

バカ、とかテキトウとか、自虐的なことも、よく言う。

そういうことを言う人にかぎって、承認欲求が強いと聞いて、ナルホドと思った。

役立たずは良くないと思っている、義母、まさにソレ。

 

お母さん「そお?テキトウで気楽に過ごせてるならいいけど、テキトウも悪いことだと思ってるでしょ?」

 

おばあちゃん「そうなの」

 

お母さん「やっぱり大変だー」

 

 

義母自身は食べない、バナナへのこだわり。

義父に出すヨーグルトに入れないと、落ち着かないのだ。

 

そして、何度も言うが、義父はお腹が弱い。

朝からバナナハチミツヨーグルトは、危険なメニュー注意トイレ

 

 

おばあちゃん「思いがけず、バナナが手に入って、助かったわ~」

 

と、義母は、喜んで1階に戻って行った。

 

お役に立てて、良かったよ。
 


 

 

ヨーグルトは、家で作ります音譜

子どもたちは、カルピスをかけて食べます。