今朝の義母は、朝から探し物をしていた。

 

おばあちゃん「昨日も泊ってきたけど、支払いをしてこなかった。財布にお金がないから、探してるの。

え?またどこも行ってないの?

部屋とトイレの位置はうちと同じなのよ。ハッキリしていて、夢だとは思えない」

 

 

おすましスワンおすましスワンおすましスワン

 

 

この後、朝はまず洗濯機を回すのが好みなので、義母は洗濯へ。

 

義父はデイなので、急いで、朝ご飯は、嫁が用意した。

 

 

おばあちゃん「私が、洗濯機してる間に、出してもらって食べちゃったのね」

 

お母さん「うん、パンと野菜しか出してないけどね」

 

おばあちゃん「私、バカになっちゃって、あなたがいないと暮らせなくなっちゃった」

 

そう言って、うなだれる義母おばあちゃんもやもや

 

お母さん「バカになんてなってないよ。全部、脳の病気のせいだよ」

 

おばあちゃん「今もね、洗濯機の前で、洗濯物を入れてね、さあ、この後どうするんだっけ?ってわからなくなったの

シールが貼ってあるんだけど、それでもよくわからなくて」

 

 

洗濯機には、電源ボタンに1、スタートボタンに2、というシールが貼ってある。

 

 

お母さん「今日ね、私に予定があって、義父のデイを変更してもらってるの。

だから、朝ご飯を出しちゃったんだけどね。私も義父も出掛けたら、義母もゆっくり寝れるでしょ」

 

おばあちゃん「だから、昨日、送ってきた人に、明日も来ますからねって言われたのね」

 

お母さん「そうなのよ。このまま、洗濯機の使い方がわからないままだったら困るけど、

義母の場合は、調子がまた戻ってくるでしょ?」

 

おばあちゃん「そうね」

 

お母さん「だから今はちょっとガマン。このあと元気になったら

『洗濯機の使い方がわからないなんて、そんなハズないでしょ!』って言いだすんだから」

 

おばあちゃん「アハハ」

 

笑い事じゃないんだよ、これが滝汗

 

認知機能が戻ってくるのは、良いんだけど、

そうなると、嫁の手出しを断るようになるんだよあせる

 

でも、

「あなたがいないと暮らせない」なんて、聞いたことのないセリフが飛び出したびっくりハッ

 

弱気になると、そんなセリフが義母から出るんだ。

 

でしょ~おいで節分と思ったのと、

本来は、世話になっていて、知らん顔するような人じゃなかった、と思い出された。