超うつ期はまだ続いており、
朝の9時には、また布団に戻ってしまった、義母
3時に生協の配達があるんだけど、提出する注文書が、まだ書かれてない。
どうしようか
義母が気が付くまで待つのは、こちらも落ち着かない。
じゃあ、起こして書いてもらう?
いや、寝かせてあげるか…
ヨシ、嫁がコッソリ書いちゃおう
いつも頼むものは決まってるし、大丈夫。
それなら、義母が3時まで気が付かなくても、問題ないし、
書いたかしら?って思いだしたら、書いたこと忘れちゃったのね、で済みそう
ハイ
12時に起きてきて、義父のお昼ご飯作ってくれるのかと思いきや、
生協の注文書を探し始めました
今週の注文書、ないでしょ?
外に置いた箱の中に、入っているから、それを確認してきて~
階段に身を隠して、様子をうかがっていたら、
義母、2階に上がってきた。
「あら、どうしたの~
」
「注文書が入ってないの」
「もう、書いてあったから(嘘)、箱を外に出しておいたよ」
「え?書いた覚え、全然ないんだけど」
「…箱の中、見てみて?」
「入ってたわ。でも書いた覚えがないから、もう一回確認するわ」
「おい、ゴハンは作らないのか!」
義父の言う通り、先にゴハン作って~。
仕方がないので、嫁が作りました
「本当に、書いた覚えがないんだけど、注文してあったわ」
そりゃそうだ。
だって、義母は書いてないもーん
という話を、夫にしたところ、
「寝てたから、書いてあげたよ、って言えばいいじゃん」
「でも、先回りしてやると、自分の仕事なのに取られた!ってなるからね~」
「そういうもの?」
「本来は、余計なことはしないで、の人だから。
書いたのに忘れちゃったのね?の方が、プライドは保たれるでしょ。
心苦しいけど、優しいウソなの。」
「そのほうがいいなら、いいけどね」
「でも、ウソついたままでいるのはイヤだったので、今、話しました
」
認知症を逆手に取るような嘘だって、ウソつくのは、本当は心苦しいよ。